新制度派経済学による組織研究の基礎―制度の発生とコントロールへのアプローチ

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  • サイズ A5判/ページ数 263p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784561263289
  • NDC分類 336.3
  • Cコード C3034

内容説明

本書の出発点となった問題意識は、「科学とは何だろうか」、という疑問だった。著者の研究は、この疑問に導かれてポパー、K.R.(Popper,K.R)の批判的合理主義をはじめとする科学哲学の文献を読みあさり、その知識を用いて経営学あるいは経営組織論に何かインパクトのある貢献ができるのではないかという素朴な期待を持ったことから始まった。結局、本書では経営組織論という研究分野について、多少のオリジナリティーのある理論的なフレームワークをまとめたわけであるが、これは一貫して著者の目標であり続けたわけではなかった。

目次

第1部 新制度派経済学と科学哲学―新制度派経済学に対する3つの遺産(理論構造の比較と分析:理解のためのフレームワーク;新制度派経済学と批判的合理主義)
第2部 新制度派経済学のフレームワーク―進化論的新制度派経済学の誕生(取引費用理論の理論構造;プリンシパル・エージェント理論の理論構造 ほか)
第3部 協調的適応行動の理論と3つの問題グループ(協調的適応行動と日本的雇用慣行;新しいコーポレート・ガバナンスへの協調的適応 ほか)

著者等紹介

丹沢安治[タンザワヤスハル]
1951年東京に生まれる。1975年慶応義塾大学商学部卒業。1980年慶応義塾大学商学研究科博士課程単位取得修了。同年市邑学園大学(現名古屋経済大学)助手。1981年専修大学経営学部専任講師、1990年教授、現在に至る。2000年5月、慶応義塾大学より博士号(商学)を授与される
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