出版社内容情報
茨城大学で経営学を教える、専門分野・経歴もさまざまな執筆陣が集結。産業革命以降の「マネジメント」を学問・産業の歴史的変遷にそって読み解きながら、「戦略」「マーケティング」「アカウンティング」の3つの観点から、現代的な経営課題の解決、そして未来の躍動するマネジメントに必要な視点と知識をわかりやすく提供する。これら3つの分野は異なる系譜を持ちつつも、互いに関心を持ち高い親和性をもって発展することで、マネジメントの進化に貢献してきた。
企業経営はあらゆる知見を包含しながらダイナミックに展開するものであり、本書はこれをマネジメントと捉えている。近年、企業活動の範囲は国や地域の枠を超えて世界に広がっており、企業活動をとりまく環境は複雑化し、多様な要因が絡み合い、先を読むのが難しい。しかし、歴史を振り返ると、産業、社会、ひと、企業、学問は、思いもかけない変化や出来事に直面しながらも、互いに影響し合いながら新たなものを生み出し、今をつくり上げてきた。不確実で不安定な現代、未来に向けて私たちは何を学び、考え、企業経営を行うべきか。
企業の活躍の場、影響力が大きくなりつづける 21 世紀だからこそ、マネジメントを学ぶ意義は大きい。過去に学び、未来を構想するための経営学テキスト。
【目次】
はじめに
Stage I マネジメントへの関心の高まり
Chapter 1 経営学が必要とされる背景
Chapter 2 マーケティングやアカウンティングの起源
Stage II 経営戦略論の進展とマーケティング・アカウンティングとの接合
Chapter 3 大規模製造業を背景とした経営学の進展
Chapter 4 競争優位のパラダイムと体系
Chapter 5 複雑化する時代のマネジメント
Stage III 歩み始めた新時代マネジメントのトピックス
Chapter 6 社会の変化とマネジメントの視点の転換
Chapter 7 市場・顧客のトレンドと収益化に必要な視点
おわりに
-
- 和書
- 王将の前で待つてて