内容説明
本書は業種業態別のフィールド・スタディをベースにして、日本企業が当面する主要な戦略課題を浮き上がらせ、よりよい経営革新と戦略的マネジメント・コントロール・システムの構築をめざすための分析・研究の基礎を提供しようとするものである。企業の担当者、実務家に推薦。大学・大学院の専門課程テキストとしても最適。収録業種―総合電機メーカー・中堅半導体メーカー・百貨店・大手スーパー・総合商社・大手不動産ディベロッパー・テーマパークビジネス・アパレルファッション業。
目次
第1章 企業環境に応じた戦略展開とマネジメント・コントロール
第2章 松下電器の企業変革と戦略管理システム―事業部制マネジメント・コントロールを中心に
第3章 日立製作所の戦略管理システム―工場プロフィット・センターから事業部プロフィット・センターへ
第4章 半導体ビジネスの収益構造と採算管理システム―半導体企業を取り巻く環境変化と戦略対応
第5章 日本の百貨店経営とマネジメント・システム―三越と日本型百貨店の戦略課題
第6章 大手スーパーの業革運動と戦略マネジメント―ダイエーとイトーヨーカ堂
第7章 総合商社の事業展開と戦略マネジメント―三菱商事の競争戦略とマネジメント・システム
第8章 ディベロッパーの収益構造と戦略マネジメント―大手不動産企業を取り巻く環境変化と戦略適応
第9章 テーマパーク事業の収益構造と戦略課題―企業の参入事例にみる成功要因分析
第10章 ファッション企業の収益構造と戦略的マネジメント―レナウンとオンワード樫山