出版社内容情報
日本経済はバランスの取れた平等主義を基本とする「厳しさの中にも温かみのある政策」が必要である。本書はそのスタンスに立ち,これまでの資本主義社会や企業社会について「社会構造」の視点から分析し,わが国再生の施策を説く。
目次
第1章 長期安定社会の崩壊(資本主義社会の規範と歪み;「企業社会」の分析と修正;企業組織社会の崩壊)
第2章 人間主義と「組織社会」(人間の3つの構成要素と4つの特性;個人と協働システム;組織と経営管理)
第3章 市民主義と「制度社会」(個人行動と選択の理論;制度とゴーイング・コンサーン;制度としての大企業)
第4章 環境主義と「ネットワーク社会」(環境経営とサスティナビリティ;ラディカル・エコロジーと環境倫理;ラディカル・エコロジーの展開)
第5章 わが国企業社会の再生(わが国「組織社会」のつなぎ;「制度社会」の倫理と道徳;「ネットワーク社会」の共創化)
著者等紹介
池内守厚[イケウチモリアツ]
現在、関東学院大学経済学部経営学科教授、同大学大学院経済学研究科経営学専攻教授。著書に『トップリーダーの役割―企業進化とネットワーク経営』(白桃書房、2002年、工業経営研究学会2004年学会賞授賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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