出版社内容情報
ブランド・マネジメントからベンチャー・インキュベーションまで。
内容説明
産学あるいは産産の接点に位置し、新しいアイデアや技術という知的資産を事業という実態のあるものに変換する手助けをしているインキュベータの実態と課題について、現場での実際の経験に基づき詳述。
目次
第1部 知的資本時代の企業戦略(知的資本時代の到来;企業再編の流れ;企業価値評価の変化;知的資本の考え方;知的資本の評価モデル;知的資本時代の企業モデル)
第2部 技術商業化マネジメント(MTC)による価値創造―日本のビジネス・インキュベーションの現場から(インタンジブル・アセットのマネジメント;インタンジブル・アセットの有効活用とベンチャー企業;日本におけるベンチャー・インキュベーションの現場;日本におけるベンチャー・インキュベーションの課題と発言)
第3部 インキュベーションの国際比較(日米ベンチャーの現状;中国のベンチャー企業;ベンチャーキャピタル;中国のベンチャーキャピタル;中国のベンチャー企業およびベンチャーキャピタル会社の事例分析)
著者等紹介
藤末健三[フジスエケンゾウ]
1964年生まれ。東京工業大学情報工学科卒業後、通商産業省に行政官として入省。東京大学助教授を経て、参議院議員。通商産業省では、半導体・スパコン日米交渉、環境基本法案の作成を担当。政府留学生としてマサチューセッツ工科大学経営大学院卒、ハーバード大学政治行政学大学院卒。帰国後、産業競争力会議における技術競争力関連のプロジェクトリーダー、研究機関の独立行政法人組織の設計、産学連携法案の作成などを行った後、東京大学助教授へ。東京大学においては、行政官時代に作った政策を現場で実践するため、環境技術の研究開発を行う非営利法人、技術競争力の研究を行うための任意団体、産学連携のための非営利団体を自ら創設するとともに、シンクタンクを東大教官と連携して創設し、新たな政策の立案を行った。2004年から参議院議員
板倉宏昭[イタクラヒロアキ]
1962年生まれ。東京大学大学院博士課程修了、学術博士(東京大学)。マサチューセッツ工科大学(MIT)経営大学院修了。情報通信学会論文賞受賞。慶応義塾大学経済学部卒業後、日本アイビーエム、日本オラクル株式会社などを経て、現在、香川大学大学院地域マネジメント研究科(MBA)教授、同経済学部教授を併任
藤原善丞[フジワラヨシツグ]
1963年生まれ。日本アイビーエムにて16年間勤務後、さがみはら産業創造センターを経て、株式会社ライトワークスに勤務。早稲田大学第一文学部卒業、Thunderbird,American Graduate School of International Management、国際経営学修士(2000年4月)。知的財産マネジメント研究会・産学連携分科会を2002年に設立、2004年からは3年プロジェクトでMTC分科会を立ち上げ中(MLメンバー117名、ロンドン、NY、シリコンバレーを含む日本全国にメンバーが存在)。日本IBMでは、顧客向け研修企画・立案・実施、グローバルビジネスパートナー戦略立案、ITベンチャーに対する戦略コンサルティング等を実施。ライトワークスでは、マーケティングとビジネス・インキュベーションを担当。大学・研究会等での講演・ワークショップ実施多数
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