出版社内容情報
地図は客観的ではない。歴史や文化、生活が写し込まれている古今東西の地図をとおして、〈世界のかたち〉を味わう一冊。
【著者紹介】
1959年横浜市生まれ。財団法人日本地図センター客員研究員、財団法人地図情報センター評議員、日本国際地図学会評議員。著書は『日本鉄道旅行地図帳』『日本鉄道旅行歴史地図帳』(いずれも監修)、『地図で読む戦争の時代』、『地図で読む昭和の日本』、『日本地図のたのしみ』、『日本の地名遺産』、『地図の遊び方』、『路面電車』、『地形図でたどる鉄道史(東日本編・西日本編)』など多数。
内容説明
地図は客観的ではない。なにを大切にするかによって描かれ方はさまざま。歴史や文化、生活が写し込まれている古今東西の地図をとおして、色とりどりの“世界の見方”を味わう。
目次
1 世界共通ではない地図記号
2 地図でたどる一本道
3 人の住むところに境界あり
4 自然の造形を鑑賞しよう
5 地図がウソをつくとき
著者等紹介
今尾恵介[イマオケイスケ]
1959年横浜市生まれ。音楽出版社勤務を経て、1991年にフリーランサーとして独立。旅行ガイドブック等へのイラストマップ作成、地図・旅行関係の雑誌への連載をスタート。以後、地図・地名・鉄道関係の単行本の執筆を精力的に手がける。現在は、(一財)日本地図センター客員研究員、(財)地図情報センター評議員、日本地図学会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaze
11
地理にちょっと興味ありますという初学者にはお勧めできる。中級以上の地理学徒にとってはちょっと物足りないか。あと、「地図を見てコレコレを発見しました」系の話って、「本」という形態に向いてない。文章と地図を行ったり来たりして読まないといけないので。講義スタイルか、今だったら動画の方が適しているだろうな。2022/12/31
エイドリアン
3
地図って面白い!最近、地図を使った授業をして再認識しました。そして、この本で改めて地図の面白さに出会いました。地図記号も国によって様々だし、何を記号にするかでいろんな特色も見えてきて面白い!2014/02/21
スプリント
1
地図にまつわるトリビアが満載です。 地図記号の話や国境線の話など誰かに話したくなるネタを豊富に仕入れることができました。 複製を発見させるために架空の地名や誤植をあえていれることがあるということには驚きでした。2014/05/24
onepei
1
郵便局の記号やお国柄の話など楽しく読めた。2014/05/04
siomin
0
日本と世界の地図を紹介していますが、この本で言いたいのは、地図は事実をただ単に伝えているものではない、たくさんの事物の中から伝えたいことを取捨選択しているということでしょうか。地図は時には「ウソ」を伝えたり、地図製作者の判断で付け加えることがあったり。それをたくさんの事例で示していますが、だからこそ、地図は多様性があり、読んで面白いものだと言えるのでしょう。2015/04/25
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