出版社内容情報
栄光と失意の生涯を書簡や著書の引用によって裏づけながら辿り、さらに1992年の教皇による名誉回復までの歩みを紹介する。
内容説明
七八年にわたる、栄光と失意の生涯を、書簡や著書の引用によって裏づけながらたどってゆく。さらに、没後三五〇年を経て、一九九二年の教皇による名誉回復までの歩みを紹介し、有罪判決を生んだかずかずの不幸な状況、教会の自縄自縛の様子を浮き彫りにする。
目次
第1章 修業時代(一五六四~一六〇九年)(合理精神;世界の体系;ピサと架空の実験;パドヴァにおける教育と研究の仕事)
第2章 才能の確立(一六〇九~一六一二年)(望遠鏡論争;『星界の報告』;ローマ教会の勝利(一六一一年)
浮遊物体と太陽の黒点―方法論上の争点)
第3章 疑惑(一六一三~一六二五年)(ガリレオと聖典の解釈;宗教改革の文化的背景と聖書;一六一六年の不幸―コペルニクス説の断罪;情勢好転―ウルバヌス八世、『偽金鑑識官』とインゴリへの回答)
第4章 有罪判決(一六二五~一六三三年)(イエズス会との対立;情勢の変化;『天文対話』、コペルニクス説の宣言(一六三三年))
第5章 隠棲(一六三三~一六四二年)(アルチェトリの虜囚;不動の心;『新科学対話』とガリレオの科学(一六三八年)
ガリレオ事件とその展開だ(一七世紀から二一世紀))
著者等紹介
幸田礼雅[コウダノリマサ]
1939年生まれ、1966年東京大学仏文科卒業、西洋美術専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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