内容説明
旨いものを楽しむ技法―ガストロノミは、最高の食材、ベストな調理法、飲物とのマッチングを追求することである。本書は、ガストロノミの歴史と食材や調理法を具体的に紹介するとともに、料理と結びついた文化の諸相や、宗教・医学・政治に及ぼした影響を解説する。本物のガストロノームのための手引書。
目次
第1章 ガストロノミと食物摂取との違い(「ガストロノミ」という語の起源;味覚とは何か? ほか)
第2章 食材(食材の質;肉 ほか)
第3章 食卓(会食者;しつらいとテーブルウェア ほか)
第4章 社会学とガストロノミ(ガストロノミ用語;宗教とガストロノミ ほか)
第5章 ガストロノミ学(ガストロノミの書物;ガストロノミのガイドブック ほか)
著者等紹介
佐原秋生[サワラシュウセイ]
1946年生。1969年早稲田大学政経学部卒。料理評論家、名古屋外国語大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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もけうに
2
翻訳モノの中でも特に癖のある文体の上に、更に自分のフランス料理と西洋史に対する知識の不足のせいでかなり読み辛かった。もっと料理に関する知識が豊富なら楽しめたのかなー。たまに日本人が日本人向けに書いたのではない本を読むと、多角的な視点が得られて良いのだけどね。2014/03/30
よく読む
1
ガストロノミの基本について。食べること、食材、調理法など。薄い本なのですぐ読める。2016/02/13
mud-u
0
当たり前のことが当たり前に書いてあった。これはこれで大切なこと。 グルメ≒ガストロノミだが、グルメ≠ガストロノミだと。2014/10/11
あかさたな
0
862012/04/13
ぎんしょう
0
美食のあり方の変遷について。記述としての面白さはあまりないが、かなりの例が挙がっているので「とりあえず」という形で参考になる。2011/12/17