出版社内容情報
言語学の大家である泉井久之助氏による本書は現代でもラテン語文法書の最高峰であり、「細部のなかにこそ、一つの言語に特殊なその息吹が聞かれるともいえるのである」(「序」より)との思いを具現した解説は明晰かつ精緻を極め、この古典語に新たな命を吹き込む。豊富な例文とともに品詞をバランスよく学ぶ工夫がなされ、語形変化の記憶に追われがちなラテン語の学習が単調にならない。数詞や前置詞などを精解した補説で上級者の要望にも対応。巻末に語詞変化表・語彙・索引つき。
内容説明
待望の復刊。よみがえるラテン語文法書の最高峰。
目次
序説(ラテン語について;ラテン語の構造について;ラテン語の發音について)
文法(例文・名詞の變化・形容詞・所有代名形容詞mea,tua・形容詞の位置、一問題;例文・名詞の第一變化・第一變化の形容詞・est,suntの用法・與格と形容詞、一問題.;例文・動詞の第一變化・現在形、完了形・命令法の形、不定法の用法・動詞の語順・疑問文・第一變化名詞の位格と方向の對格・離去の奪格・一問題. ほか)
補説
著者等紹介
泉井久之助[イズイヒサノスケ]
1905年生。1983年没。京都大学文学部言語学科卒業。京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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南北
48
ラテン語の参考書の中でも名著と言える本である。2005年に復刊した後、19年ぶりに復刊した。生物の種の学名や元素記号などラテン語はさまざまな学問に基礎になるものなので、手元に置いておきたいものである。前回同様、数年後には絶版になると思われるので、明確にいつラテン語を学習するか予定がなくても、多少関心がある人は購入しておくことをお勧めする。2024/08/18
chayka2
1
2/3程度しか読んでいない。練習問題に解答が付いていなかったり、巻末の単語集が非常に使いにくくて、一気呵成に読み終えてしまわないとついていけなくなる。2025/08/13
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