ナチ・ドイツの終焉 1944‐45

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ナチ・ドイツの終焉 1944‐45

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  • サイズ 46判/ページ数 696p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560098745
  • NDC分類 234.074
  • Cコード C0022

出版社内容情報

第三帝国はなぜ降服せず、戦い続けたのか?

 本書は、第三帝国の最後の期間、1944年7月20日のヒトラー暗殺未遂事件から、1945年5月8日の降伏までの約10カ月間を対象に、ナチ・ドイツは敗戦必至の戦況にもかかわらず、なぜ降伏せずに全面的に破壊されるまで戦い続けたのか、その理由を究明する歴史書だ。
 国防軍の将校から、前線の兵士、ナチ党の幹部(とくにボアマン、ヒムラー、ゲッベルス、シュペーア)、海軍のデーニッツ、空軍のゲーリング、地方の軍管区指導者、親衛隊、ゲシュタポ、産業界の大物、教会勢力、一般市民に至るまで、「カリスマ支配」が構造化され、多様なかたちで根付いた有り様が活写される。ヒトラーという個人ではなく、いまや当人と離れて一人歩きする「総統」イメージの背後で、体制断末魔のわずか10カ月間に、国家と民族を地獄の淵へと追い込み、恐るべき人的・物的被害をもたらした悲劇を綿密に検証していく。
 無名の人々の行動や発言、そのメンタリティー、埋もれていた小さな出来事にも光をあて、ナチ・ドイツ崩壊の凄絶な日々を、臨場感あふれる筆致で再現している。ナチズム研究の世界的権威による、学術性と物語性が融合した傑作巨編。

内容説明

ナチズム研究の世界的権威が大戦末期の地獄に迫る。敗戦必至の第三帝国はなぜ降伏せず、全面的に破壊されるまで戦い続けたのか?体制断末魔の十カ月間、ヒトラーを頂点とする支配の構造と広範な人々のメンタリティーを究明する。学術性と物語性が融合した傑作巨編。地図9点、カラー口絵16頁収録。

目次

序章 アンスバッハ―ある若者の死
第1章 体制への衝撃
第2章 西部での崩壊
第3章 恐怖の予兆
第4章 束の間の希望
第5章 東部の災厄
第6章 戻ってきたテロル
第7章 進みゆく崩壊
第8章 内部崩壊
第9章 無条件降伏
終章 自己破壊の解剖学

著者等紹介

カーショー,イアン[カーショー,イアン] [Kershaw,Ian]
1943年、英国オールダム生まれ。英国シェフィールド大学名誉教授。英国学士院フェロー。ドイツ現代史、ナチズム研究の世界的権威であり、英国勲爵士への叙勲をはじめ、数多くの学術賞を受賞している

宮下嶺夫[ミヤシタミネオ]
1934年京都市生まれ。慶応義塾大学文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

30
「戦争に敗れた国はほとんど常に、ある時点で講和を求める。最後まで、ほぼ全面的な潰滅まで、そして敵軍による完全占領まで戦い続けるという、自己破壊行為はきわめて稀である。しかし、これが一九四五年にドイツ人がやったことである。なぜなのか?」本書の問いは実にシンプルである。だからこそ、シンプルな答えを導き出したい誘惑を覚える。例えば、ヒトラーが一貫して降伏を拒んだため戦い続けるしかなかった、という答えがそれだ。ただ、そのシンプルな答えは、新たな「なぜ?」を複数生み出す。(つづく)2022/08/19

MUNEKAZ

17
ナチスドイツ最後の10か月。なぜ講和を考慮しなかったのか、なぜ軍部は戦い続けたのか、そしてなぜドイツ国民は最後までヒトラーを支持したのか。これらの問いにヒトラー研究の大家が、ナチス高官・軍部・兵士・市民の視点を織り交ぜて、圧倒的な筆力で応えている。暗殺事件を奇禍とした国防軍への統制強化、自国民にも吹き荒れる暴力の嵐、そして分権的なナチスドイツでは、ヒトラーのカリスマ性のみが体制を繋ぎとめる紐帯であったこと。恐怖・怒り・後悔、全てを飲み込んでそれでもヒトラーを信じるしかなかったドイツ国民の姿が象徴的である。2021/12/22

にしの

5
ナチスドイツが崩壊する段階の国民、ナチ党員、国防軍のメンタリティを分析した歴史書。滅びの美学は幻想である。国家を道連れにした死を臨むヒトラーとそこに紐づけられたメンタリティの国家構成員たちは、死を免れる最良の選択肢を選ぶことなく無意味な死に突き進む。決してヒトラーへの狂信だけではない。この男が国を破滅させたことを認識できても、だからと言って何をしてよいのかわからなかったのだ。これがナチ国家が鋳造した人間の結果であった。時にナチスは良いこともしたという言説もなされるが、この本を読めばそうは言えないだろう。2022/03/11

Akiro OUED

3
ナチ・ドイツの降伏は、、ヒトラー存命中は不可能だった。カリスマ指導者を戴く組織は、支配的エリートに自律性を植え付けた。敗戦間際、ナチが自国民に行ったテロは、ドイツ国民から反逆心を消し去った。なんだか、官邸に忖度して、ヘーキで嘘つく官僚がのさばってたときの日本みたいだね。好著。2022/07/09

takao

1
ふむ2025/04/07

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