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  • サイズ 46判/ページ数 218p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560096499
  • NDC分類 934
  • Cコード C0097

出版社内容情報

アップダイクを「読まずに語る」!

 『中二階』、『室温』、『もしもし』など、独特の緻密でマニアックな作風で知られる著者が、大作家ジョン・アップダイクへの思いを語った自伝的エッセイ/ノンフィクション。
 1989年夏、かつて教わった作家ドナルド・バーセルミの訃報に接し、落ち込んだ著者は『ニューヨーカー』誌に追悼文を送ろうとする。だがアップダイクがナボコフのために書いた追悼文よりもいいものを書こうとして挫折。敬愛するアップダイクが亡くなったときに同じことになっては立ち直れないと思い、彼についてのエッセイを書くことを思いつく。存命で人気のある大御所について書くことに怖気づきながら『アトランティック』誌に提案すると、編集者が乗り気になる。
 そもそも著者が文学の道を歩むことになったのは、19歳のとき母親が新聞に載ったアップダイクのエッセイを読んで大笑いするのを見たのがきっかけだった。アップダイクの著作の半分も読んでいないにもかかわらず、それを開き直るかのように「記憶批評」、「読まず語り」など自ら編み出した技法を駆使しながら、アップダイクに対する矛盾に満ちた感情を研究し、緻密なまでに描写する。「読者」と「書物」の奇妙で切実な関係を浮き彫りにする一冊。

ニコルソン・ベイカー[ベイカー]
著・文・その他

有好 宏文[アリヨシ ヒロフミ]
翻訳

内容説明

憧れの大作家への尊敬、嫉妬、畏怖、不安…「読まず語り」、「記憶批評」など、自ら編み出した技法を駆使しつつ、アップダイクへの矛盾に満ちた感情を研究し、緻密なまでに描写する。“読者”と“作家”/“読者”と“作品”のどこまでも奇妙で切実な関係。

著者等紹介

ベイカー,ニコルソン[ベイカー,ニコルソン] [Baker,Nicholson]
1957年ニューヨーク州生まれ。イーストマン音楽学校、ハヴァフォード大学で学ぶ。1988年、『中二階』(岸本佐知子訳、白水社刊)でデビュー。2001年、ノンフィクション作品Double Fold:Libraries and the Assault on Paperで全米批評家協会賞を受賞

有好宏文[アリヨシヒロフミ]
1987年生まれ。北海道旭川市出身。京都大学文学部卒。全国紙記者職を経て、2017年早稲田大学文学研究科修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

147
忍耐のいる読書だった。カフェで待ち合わせに現れるベイカーにこう切り出されて「ドナルド・バーセルミが亡くなったよ。それでさ、俺は思うんだけど...」 ウンウンと聞き始める。「でさ、アップダイクが生きてるうちに彼のことを書こうと思うわけ。亡くなってから書いても彼は読めないわけでしょ、だからね…」長いよ、話が。飛びすぎ。途中で口を挟みたくなる「その話を続ける前に一度家に帰ってアップダイクを読み直さないの」って。辛うじてついていけるのは訳書の註のたまもの。とりあえず、アップダイクの作品は全て読みたくなりました!2019/01/14

ヘラジカ

46
まずこの本を書こうと思った微妙な動機からして面白い。以前読んだ小説でも感じたことだが、ニコルソン・ベイカーの脱線しまくりウジウジ思考は共感を覚えることが多く、なんてことはない妄想や回想でも不思議な臨場感がある。エッセイとも書評とも自伝とも言えず、対象の作品にすら滅多に突っ込んで語られていないこの本は、それでも敬意と愛情が感じられて面白かった。この本に対するアップダイク本人の言葉に混乱ぶりが窺えて笑える。ただし、後書きで原文に忠実に訳していることを示唆しているだけあって日本語としてはとにかく読みにくい。2018/09/30

かもめ通信

22
『中二階』のニコルソン・ベイカーが、 “ウサギ”シリーズなど多くヒット作品を生み出したアップダイクへの想いを綴った自伝的エッセイ~と聞いても、はじめはピンとこなかった。なにしろ私、ベイカーの作品を読んだことがなく、アップダイクにしてもわずか1作 『クーデタ』を読んだことがあるだけだから。実をいうと日本翻訳大賞の二次選考対象作品ということで、さわりだけでも~と読み始めたのが、これがどっぷりはまる面白さ。読みながらニヤニヤするのをとめられず、時には思わず声を上げて笑って、家族にひんしゅくをかってしまった。2019/03/11

アヴォカド

14
(読めばわかるけど)眉毛!まず眉毛で掴まれてしまった。小説じゃないニコルソン・ベイカーは初めてかもしれない。アップダイクへの「読まず愛」が素晴らしい。注釈と図が素晴らしい。(「私のような者を会員として迎え入れるようなクラブに、いたくありません」てウッディ・アレンかと思っていたらグルーチョ・マルクスだったのか)20 年以上も前のベイカーをなぜ今更?と思いながら読んでいたが、どんどん加熱していくベイカーの熱さに、途中からそんなことはどうでもよくなる。むしろその後を知っているからこそ面白いのかも。訳者後書きも○2018/12/12

mawaji

14
久しぶりのニコルソン・ベイカー、新刊か?ということで手に取りました。ペラペラ捲って脚注がいつもより少ないような気もしつつ読み始めたところ、これは小説ではなく大人になってからできたイマジナリー・フレンドであるジョン・アップダイクに対する記憶批評・読まず語りだったのでした。地方新聞で知ったバーセルミの訃報とアップダイクによるナボコフへの追悼記事への所感から始まる熱い思いが延々グダグダ書き綴られていました。グルーチョ・マルクスとジョン・レノンがなぜ一緒に並んで切手になっているのか、気になってます。誰か教えてー。2018/12/09

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