美女と野獣 オリジナル版

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美女と野獣 オリジナル版

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  • サイズ B6判/ページ数 173p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560095256
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

出版社内容情報

ディズニー映画で有名なおとぎ話は、本当はこんな物語だった! フェアリーテイルの名作をはじめて日本語に訳した完全版。さし絵付き「恋愛論」としてのフェアリーテイル
 「わからないじゃありませんか」とベルはつとめて平然としたふりをして言いました。「もしかすると、私に与えられた恐ろしい運命には、それが恐ろしく見えるのと同じくらい幸福なもう一つの運命が隠れているのかもしれませんわ」(本書より)

 ディズニー映画で有名な「おとぎ話」は、本当はこんな物語だった! 美女と野獣との「めぐりあわせ」に秘められたいくつもの謎が明かされてゆく……森の奥深く、バラに囲まれた魔法の宮殿を舞台に、16歳の美少女ベルと守護妖精たちがくりひろげる華麗なるファンタジー。
 本書は、フランスの作家・ヴィルヌーヴ夫人が書いたオリジナル版にもとづいた、本邦初訳の完全版です(1740年の初版に挿絵はありませんが、今回は、ウォルター・クレインの作品を特別収録しました)。世界的に有名なフェアリーテイルであると同時に、醜さと美貌、愚かさと才気、邪悪と善良さなどがキャラクターに属性として与えられ、愛をめぐる考察が行なわれる文学作品。いわゆる民話としてではなく、意識的に恋愛心理を追究した「恋愛論」としても楽しめる一冊です。ヤングアダルト小説の読者にも配慮したルビつき。

ガブリエル=シュザンヌ・ド・ヴィルヌーヴ[ヴィルヌーヴ]
1685~1755年。フランスの作家。プロテスタント系貴族の子どもとして生まれながらも、弁護士だった父親の死後、母親に財産の多くを奪われてしまい、不幸な結婚・離婚を経て困窮し、パリで職業作家。劇作家クレビヨンの家に身を寄せ、家政婦兼秘書として働きつつ文筆活動をし、クレビヨンが引き取った捨て犬や捨て猫に囲まれて暮らした。

藤原 真実[フジワラ マミ]
1959年、東京生まれ。首都大学東京人文科学研究科教授。18世紀フランス文学専攻。関係論文:「「恋愛地図」で読む『美女と野獣』?連作的読解の試み」(『人文学報』第466号、2012年)、「怪物と阿呆?「美女と野獣」の生成に関する一考察」(『人文学報』第391号、2007年)主要訳書:ロベール・シャール『宗教についての異議』『軍人哲学者』『啓蒙の地下文書?』所収(法政大学出版局、2011年)

内容説明

森の奥深く、バラに囲まれた魔法の宮殿を舞台に、16歳のベルと守護妖精たちがくりひろげる華麗なるファンタジー。ディズニー映画で有名な「おとぎ話」は、本当はこんな物語だった!本邦初訳の完全版。ウォルター・クレインの挿絵付。

著者等紹介

ヴィルヌーヴ,ガブリエル=シュザンヌ・ド[ヴィルヌーヴ,ガブリエルシュザンヌド] [Villeneuve,Gabrielle‐Suzanne de]
1685‐1755。フランスの作家。プロテスタント系貴族の子どもとして生まれながらも、弁護士だった父親の死後、母親に財産の多くを奪われてしまい、不幸な結婚・離婚を経て困窮し、パリで職業作家になる。劇作家クレビヨンの家に身を寄せ、家政婦兼秘書として働きつつ文筆活動をし、クレビヨンが引き取った捨て犬や捨て猫に囲まれて暮らした

藤原真実[フジワラマミ]
1959年、東京生まれ。首都大学東京人文科学研究科教授。十八世紀フランス文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ヴェネツィア

308
帯の惹句によれば「本邦初訳の完全版」とのこと。ディズニーをはじめ、一般によく知られた『美女と野獣』は、ボーモン版(1756年刊)によるもの。実はオリジナル版は1740年にヴィルヌーヴ夫人によって書かれ刊行されていた。こちらは、ボーモン版の実に9倍もの長さを持ち、全体としては妖精物語の観を呈していて、そのコンテキストの中に、この「美女と野獣」の物語が語られるのである。ここに至る経緯や、ベル(美女)とベット(野獣)それぞれの来歴などが詳述されていて、それらは「眠り姫」や「サンドリヨン」を思わせる部分なども⇒2023/04/08

藤月はな(灯れ松明の火)

58
私としてはディズニーより、エロール・ル・カインの絵本が強かったのでこちらの筋の方が物語に入りやすかったです。だけど、後半でのベルとベット(野獣)との関係が如何に妥当なものだったのかという話は初見だったので結構、興味深かったです。王子は異性として見つつも育てていたのに袖にされた魔法使いの嫉妬からベットになったのが生々しい。そして女王様が理由を聞いてもベルのことを拒み続けていたらまずい事になっていたんじゃ・・・。解説で作者が母親から酷い目に遭っていた事を知ると、妖精に仮託した母親像や宗教色に胸が詰まる。2017/02/17

蛇の婿

19
『美女と野獣』ってあまりに有名なのによく考えたらわし映画も観たことないし原作も読んだことないわ、と、会社に来たヤクルトのおば…ゲフンゲフン!販売員さんとの軽い会話から興味が湧き読了。どうせなら世間に普及している子供向けボーモン版ではなくオリジナルの大人向けヴィルヌーグ版で読んでやろうというのは本読みの矜持…いや、矜持って程でもないわな。どうせなら最初に書かれた方を読んでやろうというだけ。…ただ、読了して、解説を読み、その選択は大正解だったな、と思いましたね。非常に楽しく読了。そうか、そういう話だったのか…2018/11/05

こぽぞう☆

17
私はディズニーの映画も観ていないし、かなり多読だった子供時代にも読んだ記憶がないので、特に抵抗は感じなかったのだが、世間で流布されている「美女と野獣」とはかなり違うらしい。フランス革命以前の女性が書いたというのがすごいと思った。2017/02/28

カキ@persicape

16
中3の時、美女と野獣のオリジナル著者、ヴィルヌーヴ夫人に興味を持った。大学で文学を専攻し、想いは募る。女性作家が軽視される傾向が少なからずあるだろう時代になぜ名が残ったのか?バーボン夫人版より長編なら民話に染まったお固い物語じゃなかろう。きっと妄想炸裂で面白いに違いない。調べたがオリジナル版は邦訳未。夫人の詳細も分からぬまま。やっと、やっと、読めた...が想像以上にぶっ飛んでたww美女と野獣の物語から明かされる経緯が長くスペクタクルすぎる妖精譚ww大体妖精のせいで大体妖精のおかげww夫人の詳細はよww2017/05/01

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