アメリカの資本主義

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  • サイズ B6判/ページ数 256,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560095119
  • NDC分類 332.53
  • Cコード C0033

出版社内容情報

巨大かつ強力な市場支配にいかに対峙すべきか? チェーンストアや生協、労組に「拮抗力」を見出した異端派経済学者の輝やける出発点巨大かつ強力な市場支配にいかに対峙すべきか?
 異端派経済学者として名高いジョン・ケネス・ガルブレイス。彼は既成の通念にとらわれることなく、まず現実を直視し、その現実の分析ないし理解に必要と考える場合、自ら新しい概念を創造した点にユニークさと魅力がある。
 『ゆたかな社会』では「依存効果」、『新しい産業国家』では「テクノストラクチュア」の析出というように、彼の概念は正統派経済学の狭い理論枠組を超えて、時代を鮮やかに切り取っていった。異端たるゆえんである。
 こうしたなかでも『アメリカの資本主義』で打ち出された「拮抗力」という概念はとりわけ有名である。
 古典派の体系では「競争モデル」が大前提となっているが、現実の経済を見ると、巨大企業の「寡占」が際立つ。これでは弱者は保護されず、経済的効率は落ちてしまうはずだが、現実はそうなっていない。この事実を説明するために彼は「拮抗力」という概念を案出するのである。
 巨大な製造業に対しては巨大な流通機構で対抗するチェーンストアないし生協、大企業に対しては労働組合というように強固な「市場支配力」は対抗する「拮抗力」を生み出し、自ずから調整されるという。初期の名著の復刊!

ジョン・K・ガルブレイス[ガルブレイス]
1908年、カナダ・オンタリオ州に生まれる。1934年に米カリフォルニア大学で博士号取得。その後、ハーヴァード大学、プリンストン大学で教鞭を執るとともに、第二次世界大戦から戦後直後にかけては物価統制官や『フォーチュン』誌編集委員を務める。1948年ハーヴァード大学に戻り翌年以降経済学教授。1961年から63年にかけて、ケネディ政権下でインド大使、1972年にはアメリカ経済学会会長も務める。2006年没。著書に『アメリカの資本主義』(1952年)、『大恐慌1929』(1955年)、『ゆたかな社会』(1958年)、『新しい産業国家』(1967年)、『経済学と公共目的』(1973年)、『不確実性の時代』(1977年)、『満足の文化』(1992年)他。

新川 健三郎[シンカワ ケンザブロウ]
1937年生まれ。1960年東京大学教養学部卒業。東京女子大学助教授、東京大学教授を経て、東京大学名誉教授。2000年から02年にかけてアメリカ学会会長を務めた。2016年没。著書に『ニューディール』(近藤出版社)、『ルーズベルト』(清水書院)、『アメリカ現代史』(共著、東京大学出版会)他。

内容説明

巨大かつ強力な市場支配にいかに対峙すべきか?チェーンストアや生協、労組に「拮抗力」を見出した異端派経済学者の輝ける出発点。

目次

幻影による不安
信頼感の基礎
権力の問題
競争モデルの破棄
経済的権力の鬼
不況恐怖症
技術開発の経済学
不体裁な富裕の経済学
拮抗力の理論
拮抗力と国家
農業の場合
分散した決定権の役割
中央集権化した決定権の役割
抑制の問題

著者等紹介

ガルブレイス,ジョン・K.[ガルブレイス,ジョンK.] [Galbraith,John Kenneth]
1908年、カナダ・オンタリオ州に生まれる。1934年に米カリフォルニア大学で博士号取得。その後、ハーヴァード大学、プリンストン大学で教鞭を執るとともに、第二次世界大戦から戦後直後にかけては物価統制官や『フォーチュン』誌編集委員を務める。1948年ハーヴァード大学に戻り翌年以降経済学教授。1961年から63年にかけて、ケネディ政権下で駐インド大使、1972年にはアメリカ経済学会会長も務める。2006年没

新川健三郎[シンカワケンザブロウ]
1937年生まれ。1960年東京大学教養学部卒業。東京女子大学助教授、東京大学教授を経て、東京大学名誉教授。2000年から02年にかけてアメリカ学会会長を務めた。2016年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Francis

14
「異端の経済学者」と呼ばれたガルブレイス先生の初期の著書。「異端の経済学者」だからこそ正統派経済学者が気付かなった現代の資本主義の論点が提示されている。寡占企業の問題あるいは第7章「技術開発の経済学」は現代のGAFAMなどのテック大企業の企業行動を分析する上で役に立つであろうし、第9章以下で論じられる「拮抗力」は労働組合や協同組合がなぜ必要なのかを経済学的に位置づける上でヒントを与えてくれる。ガルブレイス先生は「異端の経済学者」ではなくて本来の意味での「正統派経済学者」と言っても良いとすら思える。2025/01/26

人生ゴルディアス

5
あまり良い翻訳ではない。頭の赤い黒い魚をくわえた猫的文章が多すぎる。現代の新自由主義に疑問を呈する系学者さんに人気のガルブレイス、ようやく読めた。異端、異端というけれど、今から見るとその異端さがよくわからない。ただケインズですら拒否反応が出ていたころだと、これでも過激な案だったのかな。独占・寡占企業体は実はそれほど危険な存在ではなく、なぜなら研究費を負担するにはある程度の市場支配から上がる利益が必要で…とかが異端視されたのかもしれない。GAFAとかに当てはめると頷くことばかりなので、その意味では慧眼。2022/03/07

ギレン

0
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