ゲルダ・タロー―ロバート・キャパを創った女性

個数:

ゲルダ・タロー―ロバート・キャパを創った女性

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月24日 05時40分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 314,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784560095065
  • NDC分類 740.234
  • Cコード C0072

出版社内容情報

「ロバート・キャパ」はいかにして生まれたか?その立役者となり、戦場に散った女性初の報道写真家の短い生涯と作品に光を当てる。林典子氏推薦! 「ふたりのキャパ」の生きた道
 死後五十余年を経てなお絶大な人気を誇るロバート・キャパ。彼がキャリアを確立しようとした時期、人生を共にした女性がいた。ゲルダ・タロー(1910-37)である。
 ゲルダはドイツでポーランド系ユダヤ人の家庭に生を受けた。裕福な叔母の後ろ盾で良家の子女向けの学校に通い、とりわけ語学の才能に恵まれるが、次第にファシズムの影がしのび寄る。1933年、ゲルダはパリに逃れ、同じころ祖国ハンガリーを逃れてこの街にやってきたアンドレ・フリードマンと出会い、恋に落ちる。
 すでに駆け出しのカメラマンとして活動していたアンドレに手ほどきを受け、ゲルダは写真に夢中になる。語学に堪能なゲルダがアンドレの写真にキャプションをつけ、どのように売り込もうかと考えた二人の頭の中で、架空のアメリカ人写真家「ロバート・キャパ」が誕生した。
 ともにユダヤ系難民として故国を離れた二人にとって、1936年に勃発したスペイン内戦は新たなファシズムとの闘いだった。各地の戦場に赴き、兵士や土地を追われた人々にカメラを向けるが、1937年、ゲルダは操縦不能に陥った戦車に轢かれ、26歳の短い生涯を閉じる。
 自由と恋と写真、早すぎた死。道半ばで戦場に散った果敢な人生と作品を鮮やかに蘇らせる。カラー・モノクロ図版約100点。

ジェーン・ロゴイスカ[ロゴイスカ]
作家、映像作家。ケンブリッジ大学を卒業後、リーズのノーザン・フィルム・スクールおよびウッチのポーランド国立映画学校で映画制作を学ぶ。さまざまな短篇映画の賞を受賞し、コマーシャルやイベント等の映像制作に携わる。2010年より執筆に専念。初のノンフィクションである本書は2013年に上梓され、ゲルダ・タローについて英語で書かれた初めての伝記となる。第二次世界大戦を間近に控えた一九三〇年の時期およびヨーロッパの冷戦期を舞台とする戯曲の執筆も行なう。

木下 哲夫[キノシタ テツオ]

内容説明

自由と恋と写真、早すぎた死、道半ばで戦場に散った果敢な人生と作品を鮮やかに蘇らせる。カラー・モノクロ図版約100点。

目次

「勇ましく可憐なゲルダ」―ゲルダ・タローの遺したもの
引き裂かれたゲルダ―ドイツ一九一〇年‐三三年
生き延びるのがやっと―パリのゲルダ一九三三年‐三四年
アンドレ・フリードマン参上
ゲルダとアンドレ
ロバート・キャパを創りだす
戦争!―バルセロナ一九三六年八月
戦闘地域を目指す―一九三六年八月‐九月
冬―一九三六年
過渡期―一九三七年二月‐三月
新たな指令―一九三七年三月‐四月
妥協―一九三七年五月
映画作り―一九三七年五月‐六月
文化を擁護する作家たち―一九三七年七月
プルネテの戦い―一九三七年七月
最期の日―一九三七年七月二十五日

著者等紹介

ロゴイスカ,ジェーン[ロゴイスカ,ジェーン] [Rogoyska,Jane]
作家、映像作家。ケンブリッジ大学クライスツ・カレッジを卒業後、リーズのノーザン・フィルム・スクールとポーランドのウッチ映画大学で映画制作を学ぶ。さまざまな短篇映画の賞を受賞し、映像制作に携わった後、2010年以降は映画の脚本と書籍の執筆に取り組む

木下哲夫[キノシタテツオ]
1950年生まれ。京都大学経済学部卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

30
アンドレ・フリードマンという本名よりキャパの方が断然カッコいいですね。センスがいい。そんなロバート・キャパの芸名を考え出した彼の恋人で、彼が売れるきっかけを作ったプロデューサ―的役割を果たしたにも関わらず、世間にはあまり知られていない彼女の評伝。女性には珍しい戦場カメラマン。キャパ同様戦場で散っており彼女の方が早い。亡くなった時には「結婚を考えていた」とキャパが号泣したそうだが本当にそうかな?2016/10/08

更紗蝦

22
日経新聞で連載されている『太陽の門』(赤神諒・著)に登場するゲルダ・タローというカメラマンが実在の人物だったと知り、興味が湧いたので、ゲルダ・タローの伝記であるこの本を手に取りました。ゲルダはドイツ系ユダヤ人で、パスポートはポーランド政府発給、没した場所はスペイン、お墓はパリにある…という状態であるため、ゲルダの生きた軌跡を辿ることは、ナチスドイツのユダヤ人排斥政策、ファシズムの蔓延に警戒する国際情勢、スペイン内戦の歴史を知ることに繋がります。2020/07/02

uniemo

9
学生の頃読んだロバート・キャパの「ちょっとピンぼけ」がとても面白く戦争写真に興味を持ったのですが、本作を読むとキャパが描いた側とは違う側面も見えました。ゲルダも魅力的な人物ですし、当時の世界の様子もよくわかりました。2020/09/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11083625
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。