チェロとわたし (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 348p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560095003
  • NDC分類 762.53
  • Cコード C0073

内容説明

フルトヴェングラーにその才能を見出され、アメリカで大成功を収めた、ロシア人名演奏家による自伝的回想録。

目次

ふるさとの思い出
最初のチェロ
『エヴゲーニー・オネーギン』のセンセーショナルな上演
ある婚約とその成り行き
グァルネリのチェロ
シャリアピンとのコンサート
ボリショイ劇場のチェリスト
レーニンとの会話
ワルシャワのインテルメッゾ
ライプツィヒのクレンゲル先生〔ほか〕

著者等紹介

ピアティゴルスキー,グレゴール[ピアティゴルスキー,グレゴール][Piatigorsky,Gregor]
1903年、エカテリノスラフ(現在のウクライナの中部)生まれ。7歳からヴァイオリン奏者の父にチェロを学び、9歳でデビュー。15歳でボリショイ劇場管弦楽団の首席チェリストとなる。1921年、革命後のロシアを逃れドイツでベッカーやクレンゲルに師事。1924年フルトヴェングラーに才能を見出され、ベルリンフィルの首席チェリストに抜擢され、その名人芸によって数々の逸話を残す。1929年のアメリカデビュー以後は、室内楽や独奏でも活躍。1942年アメリカの市民権を取得。ルービンシュタイン、ハイフェッツとのトリオは、“100万ドル・トリオ”とも称された。1976年ロサンゼルス没

村上紀子[ムラカミノリコ]
国立ミュンヘン音楽大学卒、ソリスト・ディプロム取得、ミュンヘン・ゲーテ・インスティトゥート師範科卒。ピアノ・ドイツ語専攻。元ゲーテ・インスティトゥート東京支部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tom

13
コロナのせいで図書館が閉鎖。この機会に積読処理をと思い、この本を引っ張り出す。神童チェロ弾きの音楽と交友の日々が書かれている。どんなふうにして、神童チェロ弾きになったのかが知りたかったのだけど、そのあたりのことについては、何も書かれておらず、これが残念。今は亡き名人演奏家が次々に登場する。古い時代のクラシック音楽が好きな人なら、この本を読んで涎を流すかもしれないけれど、今の時代には、廃れてしまう本なのだろうと思うだけ。2020/03/14

(´・*・)

1
激動の時代を生きてきた筆者の人生は、まさに歴史の縮図。音楽家に限らず様々な分野の錚々たる面子が次から次へと登場する。そういった人々との交流から得られた筆者の見識から学ばされるものは多く、私の中では楽しく読める箴言集と位置付けたい。2011/02/24

とす

0
なんじゃこの読みにくい本はと思いながら読み始めたが、なかなか面白かった。ところどころ意味やつながりが分からないのはご愛嬌、というところか。フルトヴェングラーの時代に生きたチェリストの強烈な人生はそう簡単には忘れられなさそう。彼の演奏を聴いてみたくなる。2015/09/02

うな坊

0
すさまじい人生。きちんとしたチェロ教育を受けていないのにも驚く。2012/05/21

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