ダンシング・ガールズ―マーガレット・アトウッド短編集

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ダンシング・ガールズ―マーガレット・アトウッド短編集

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  • サイズ 46判/ページ数 230p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560091944
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

『侍女の物語』前夜のアトウッド
世界的作家アトウッドの初期短編集が待望の復刊。キャンパスで繰り広げられる奇妙な追跡劇(「火星から来た男」)、記者が陥る漂流の危機(「旅行記事」)、すれ違いから若い夫婦が深める孤独(「ケツァール」)、悩める医者の卵がある少女に向ける感情(「訓練」)、下宿屋で巻き起こる異文化をめぐる騒ぎ(「ダンシング・ガールズ」)など──アトウッドのぞくぞくするような「巧さ」が詰まった七編を収録。あからさまにではなく、ほんの少しだけ垣間見せるというやり方で、日常に潜む違和や世界の綻びが、複雑と混沌のままに示される。
 「ことに「キッチン・ドア」で描かれる、形のない、だがはっきりと肌で感じる破滅の予兆は、のちの『侍女の物語』や〈マッドアダム〉三部作のディストピア世界の前日譚と見ることもでき、世界のあちこちで不穏な狼煙の上がる二〇二五年に読むと、これを訳した当時よりずっと生々しい実感をともなって迫ってくる。およそ五十年前に書かれたにもかかわらず、これらの物語は少しも古びていない、どころか読むたびに「今」の物語として更新されつづける。そのことに何よりも驚きを感じる」(「復刊によせて」より)


【目次】

内容説明

日常に潜む違和、まだ形をなさない、けれどたしかな予兆…世界の歪みを少しだけ垣間見せる全7編。『侍女の物語』前夜のアトウッド。

著者等紹介

アトウッド,マーガレット[アトウッド,マーガレット] [Atwood,Margaret]
小説、詩、ノンフィクション、批評、児童文学など多ジャンルにわたる活動で知られる、現代カナダを代表する作家。1939年、オタワ生まれ。カナダ北部の自然の中で育ち、トロント大学を経て、ラドクリフ・カレッジで文学の修士号を取得。64年に第一詩集『サークル・ゲーム』を発表、69年に『食べられる女』で小説デビュー。77年に初の短編集として『ダンシング・ガールズ』を刊行した。二度のブッカー賞をはじめ、カナダ総督文学賞、アーサー・C・クラーク賞、ギラー賞、ハメット賞、フランツ・カフカ賞など数々の名だたる賞に輝く

岸本佐知子[キシモトサチコ]
上智大学文学部英文学科卒。翻訳家。著書に『ねにもつタイプ』(講談社エッセイ賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

まさ☆( ^ω^ )♬

5
マーガレット・アトウッドは多分初読み。「侍女の物語」が積読中ですが、岸本さんの訳書という事で迷わずゲット。早速読んだ。1989年に刊行されたものの復刊だったのね。すっきり終わらない、モヤモヤが残る物語たち。目を背けたいのにどうしても見てしまう感覚。面白かった。底本に納められた14作中の7作なのだとか。残りの7作も是非読みたい。もちろん岸本訳で。2025/11/06

mick

0
あとがきにもあるが古さを全く感じない。今ある不穏さをおもって背筋が寒くなる。心理描写、建前と本音の描き方、ぐっとくる。2025/11/07

biwacovic

0
『侍女の物語』前のアトウッド短編集。 1989年刊の復刊。最初の「火星からきた男」と最後の「ダンシング・ガールズ」が素晴らしかった。ゼノフォビアについての物語。他者へのまなざしは、常に非対称な関係の中で育まれている。そして悲しい無関心もしくは差別を生む。それでも彼女たちはダンシング・ガールズを想像する。遠い国の戦争のことを考える。(少しだけの)希望を描くのがとてもマーガレット・アトウッド的だと思った。2025/11/06

r

0
ベティ、旅行記事、訓練、ダンシングガールズ2025/10/21

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