出版社内容情報
2021年1月6日の連邦議会議事堂襲撃事件は、単なる異常な出来事ではなく、ドナルド・トランプが4年間にわたって繰り広げた、ワシントンに対するルールなき戦いの必然的なクライマックスだった──。本書は、歴代大統領を取材し続けてきたホワイトハウス主任記者が、300に及ぶ独占インタビューのほかプライベートな日記やメモ、メールなどの一次資料に基づいて、混乱に満ちた始まりから暴力的な結末に至るまでのトランプ政権のすべてを網羅し、その内情を詳細に描き出した決定版である。
?、忖度、虚勢、欺瞞、脅迫、裏切り……ホワイトハウスの裏側からの独占的なスクープや、これまで伝えられてこなかった数々のエピソードを通して、緊張感に満ちながら、時にどこか滑稽な大統領執務室のシーンに読者を引き込んでゆく。
トランプは嘘を武器に敵を攻撃し、共和党を個人崇拝の集団に変え、選挙で敗北した後も権力にしがみつこうとした。アメリカの民主主義の未来が深刻な危機に瀕していることを明らかにした衝撃作。三牧聖子氏(同志社大学大学院准教授)推薦!
内容説明
歴代大統領を取材し続けてきたジャーナリストが、トランプ政権の4年に及ぶ「カオス」を冷徹な筆致で描いた衝撃作。
目次
第1部 アメリカ 死屍累々たる惨状(ワン、ツー、ツイート;素人集団 ほか)
第2部 おまえはクビだ(紛争は大好きだ;熱追尾ミサイル ほか)
第3部 つかまるもんか(ナポレオン・モード全開;ハノイの分裂 ほか)
第4部 分裂すれば倒れる(汝の敵を愛せ;ゲーム・チェンジャー ほか)
第5部 トランプの黄昏(スチールの達人;見えない着地点 ほか)
著者等紹介
ベイカー,ピーター[ベイカー,ピーター] [Baker,Peter]
『ニューヨーク・タイムズ』のホワイトハウス主任担当記者。MSNBCの政治アナリストを務めると同時に、PBSの「ワシントン・ウィーク」にパネリストとして定期的に出演している。『ワシントン・ポスト』での20年に及ぶキャリアを含め、これまでにビル・クリントン、ジョージ・W・ブッシュ、バラク・オバマ、ドナルド・トランプ、ジョー・バイデンの5人の大統領を取材
グラッサー,スーザン[グラッサー,スーザン] [Glasser,Susan]
『ニューヨーカー』誌のスタッフライターで、同誌のコラム「ワシントンからの手紙」を担当。CNNの国際問題アナリストも務める。10年に及ぶ『ワシントン・ポスト』在職中にビル・クリントンの弾劾報道を指揮したほか、モスクワ支局長を務め、イラク戦争、アフガニスタン戦争を取材。その後、「ポリティコ」「フォーリン・ポリシー」など、主要ニュースメディアの編集長を歴任
伊藤真[イトウマコト]
ノンフィクションを中心に翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紙狸
ベンアル
tekka
yoyogi kazuo
takao
-
- 和書
- 東京居酒屋名店三昧