出版社内容情報
この世界になじめずに都市の片隅で不器用に生きる人びと。どこにでも、誰のなかにも存在する<よそ者>たちの様々な思いを描く短篇集。
内容説明
孤独や言い知れぬ閉塞感を抱えながら、都市の片隅で不器用に生きる人々。どこにでも、誰のなかにも存在する“よそ者”たちの様々な思いを描く。ハンガリー系ドイツ語作家によるほろ苦くも胸に沁みる十の物語。ブレーメン文学賞受賞作品。ドイツ語文学の最高賞、ビューヒナー賞受賞作家による短篇集。
著者等紹介
モーラ,テレツィア[モーラ,テレツィア] [Mora,Ter´ezia]
1971年、オーストリア国境に近いハンガリーの町ショプロン生まれ。ドイツ語を話すマイノリティの家庭で、ハンガリー語・ドイツ語の二か国語を母語として育つ。1990年にドイツに移住、フンボルト大学で演劇学とハンガリー文学を修める。デビュー作の短篇集『奇妙なマテリアル』(1999年)中の一篇でバッハマン賞、初の長篇『日々』(2004年)でライプツィヒ・ブックフェア文学賞、長篇三部作の第二作『怪物』(2013年)でドイツ書籍賞など、多数の文学賞を受賞。2018年、作家としての活動に対しドイツ語文学の最高賞であるビューヒナー賞が与えられた。『よそ者たちの愛』もブレーメン文学賞を受賞している。ハンガリー文学のドイツ語翻訳者としても高名
鈴木仁子[スズキヒトコ]
1956年生まれ。名古屋大学大学院博士課程前期中退。椙山女学園大学教員。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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