エクス・リブリス<br> 生まれるためのガイドブック

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エクス・リブリス
生まれるためのガイドブック

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560090411
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

誕生、妊娠、受胎、愛を主題に、風変わりな出来事に遭遇するごく普通の人々を描く。米で大絶賛の新星による、チャーミングな短篇集。

私たちは何度も生まれ変わる。

 「誕生」「妊娠」「受胎」「愛」を主題に、思いもよらない出来事に遭遇してとまどう人々を温かい筆致で描く11の物語。エイミー・ベンダーをはじめ米国で大絶賛の新星による、チャーミングな傑作短篇集。
 「ポピーシード」ロジャーとローラの八歳になる娘ポピーは、赤ん坊の知能のままベビーカーに横たわっている。目を合わせることも話をすることもない。そんなポピーに第二次性徴の萌芽が現れ、両親は動揺する。悩む二人に医者はある解決策を提示する。ポピーの成長の種を摘み取ればいいのだ、と。
 「心房」ヘイゼルはもうすぐ高校二年生。ティーンエイジャーという厄介な年頃から脱出したいと願う彼女は、図らずも父親のわからない子供を宿してしまう。周囲の狂騒をよそに、ヘイゼルは、自分の胎内で日々成長していく生き物を夢想し、語りかける。「あんたって人間なの?」
 「キャッチ・アンド・リリース」大リーグの投手を目指す少女バックは、森で一人練習に励んでいる。そこへ軍服姿の風変わりな老人が現れ、キャッチボールの相手を申し出る。二人はボールを投げ合い、交互に身の上話をすることにした。老人が語り出したのは、意外な事実だった。

誕生
 安全航海
 ポピーシード

妊娠
 心房
 引き出し
 人生にようこそ、おめでとう

受胎
 キャッチ・アンド・リリース
 セイバー
 雪は遠くに


 老いも若きも
 大言壮語
 支流

  謝辞/訳者あとがき

【著者紹介】
米国ニューメキシコ州サンタフェ出身、カリフォルニア州在住。カリフォルニア大学アーヴァイン校の創作科にて修士号取得。2012年に発表されたデビュー作 No One Is Here Except All of Us は、第二次世界大戦下のルーマニアのユダヤ人の村を舞台とする長篇小説である(著者の祖母の体験から着想を得たとのこと)。その後、『ニューヨーカー』誌や『パリス・レビュー』誌などに短篇小説を発表し、ベスト・アメリカン・ショート・ストーリーズ、プッシュカート賞、フランク・オコナー国際短篇賞などにノミネートされる。2013年、第二作の本書を発表。その冒頭を飾る「安全航海」と「引き出し」は、岸本佐知子氏の翻訳により、『群像』と『文藝』にそれぞれ掲載された。本書は、エイミー・ベンダーが「瑞々しく、繊細で、美しい」と高く評価したのをはじめ、米国の主要各紙誌で大絶賛され、話題を呼んでいる。

内容説明

「誕生」「妊娠」「受胎」「愛」を主題に、思いもよらない出来事に遭遇してとまどう人々を温かい筆致で描く。米国で大絶賛の新星による、チャーミングな傑作短篇集!

著者等紹介

オースベル,ラモーナ[オースベル,ラモーナ] [Ausubel,Ramona]
米国ニューメキシコ州サンタフェ出身、カリフォルニア州在住。カリフォルニア大学アーヴァイン校の創作科にて修士号取得。2012年に発表されたデビュー作No One Is Here Except All of Usは、第二次世界大戦下のルーマニアのユダヤ人の村を舞台とする長篇小説である(著者の祖母の体験から着想を得たとのこと)。その後、『ニューヨーカー』誌や『パリス・レビュー』誌などに短篇小説を発表し、ベスト・アメリカン・ショート・ストーリーズ、プッシュカート賞、フランク・オコナー国際短篇賞などにノミネートされる

小林久美子[コバヤシクミコ]
1978年東京生まれ。ミシガン大学アナーバー校大学院博士課程修了。法政大学文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヘラジカ

42
シチュエーションが掴めない不気味な作品が多い一方で、奇妙にも素直に心を揺さぶられる作品もあり、一口に抱いた感情を表現することが出来ない。肉体が変容することに対する違和や恐怖を描いた一種の”ボディホラー”のような趣があるが、気持ちの悪さだけではない「美しさ」「崇高さ」をも感じさせるのが特徴的だ。上っ面を撫でるだけで読み解けていない作品が多いのは残念。しかし、「ポピーシード」は大変素晴らしかった。胸を打つ名編だと思う。「誕生」から始まり「愛」へと遡っていく構成もとても面白い。2025/04/09

miyu

35
「誕生」「妊娠」「受胎」「愛」という4つのシーンが続く。本来の人生とは逆な順がむしろ心に残った。このうちの「愛」しか体験したことのない自分が本当に彼女たち(あるいは彼たち)の物語を理解できたとは言えないかもしれない。それは生きていく上では原始的ステージだからゆえに実際は難しくもあるはずだ。でもどの物語もとても分かりやすく共感が持てた。夢と現実が普通に共存しているような不思議な感覚だ。最初の物語の印象が強いせいか確かに段々飽きてしまう点は否めない。しかしだとしても私には珠玉の作品たちだった。かなり好きだ。2016/08/13

りつこ

31
なるほどエイミーベンダー絶賛。生まれる、産むというテーマで編まれた短編集。でも決して妊娠小説(!)ではなく、むしろ大人になりきれない人たちが身動きが取れず立ち尽くしてるような作品が目立つ。なかなかイタイ作品が多いが私は好きだな。二作目はどんな作品になるのか、それが気になる。2015/11/02

ののまる

15
不思議な短編集で、ちょっと気が散ると、あれ、何だっけ?って一緒に思考が飛んだりするんだけど、心ではああ、そうね。と思う。「ポピーシード」は最後くーっと涙腺にきた。こういうの、よくわかる。2016/05/31

erierif

11
『安全航路』『引出し』が好き。エイミー・ベンダー系の歪で未熟でゆれ動く年頃の登場人物たち。猫好きには閲覧注意というか…ホラーと言っていいほどの奇想の設定。しかしらひらりひらりと忘れかけた未熟な頃をはっと思い出させる短篇ばかりだった。猫とアザラシの話はほんとに辛い。でも子供は大人に支配されている。その壁を打ち破る必要があるんだなって物語を通して教えてくれたような気がする。自立、未熟、愛、信頼…大人たちもいつもいつでもほしくて探している。2019/07/08

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