Ex libris<br> 野生の探偵たち〈上〉

個数:

Ex libris
野生の探偵たち〈上〉

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月26日 00時25分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 449p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560090084
  • NDC分類 963
  • Cコード C0097

内容説明

1975年の大晦日、二人の若い詩人アルトゥーロ・ベラーノとウリセス・リマは、1920年代に実在したとされる謎の女流詩人セサレア・ティナヘーロの足跡をたどって、メキシコ北部の砂漠に旅立つ。出発までのいきさつを物語るのは、二人が率いる前衛詩人グループに加わったある少年の日記。そしてその旅の行方を知る手がかりとなるのは、総勢五十三名に及ぶさまざまな人物へのインタビューである。彼らは一体どこへ向かい、何を目にすることになったのか。

著者等紹介

ボラーニョ,ロベルト[ボラーニョ,ロベルト][Bolano,Roberto]
1953年、チリのサンティアゴに生まれる。1968年、一家でメキシコに移住。その後、エルサルバドル、フランス、スペインなどを放浪して青年時代を過ごす。詩人として出発し、1984年に小説家としてデビュー。1998年、最初の長編小説である『野生の探偵たち』でエラルデ賞を受賞、さらに1999年にはロムロ・ガジェゴス賞を満場一致で受賞。その後も精力的に作品を発表するが、2003年、50歳の若さでこの世を去る

柳原孝敦[ヤナギハラタカアツ]
1963年鹿児島県名瀬市(現・奄美市)生まれ。東京外国語大学大学院博士後期課程満期退学。博士(文学)。東京外国語大学大学院准教授

松本健二[マツモトケンジ]
1968年大阪府生まれ。大阪外国語大学大学院外国語学研究科修了(修士)。大阪大学世界言語研究センター講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

104
『はらわたレアリスト』の詩人二人を追い求める。そのため53人から話を聞く。時系列で同じ人も何度もでるが、人数が多く、どの人だったか思い出しながら必死でついていく。最初の青年の日記が非常に読みやすく、たくさんの登場人物の破天荒ぶりが楽しいのだが、この中で唯一楽しくなく、正体がちゃんと明かされていないのがこの詩人二人だ。日記の青年が詩人二人と遁走してからなにがあったか…、とにかくあちこちに行っているようだ。その顛末を知りに後半へ。2015/11/30

どんぐり

85
第1部『メキシコに消えたメキシコ人たち(1975)』は、はらわたリアリストを名乗るメキシコのアヴァンギャルド集団を探す学生が残した日記。学業をさぼって書店通いと本ばかり読んでいる。性に目覚め、マリアとのセックスにのめりこむ。「はらわたリアリスト」と知り合い、巨大ペニスをもつアルベルトに命を狙われ、メキシコ市(DF)から脱出する。そして表題の第2部『野生の探偵たち(1976ー1996)』。第1部に登場する前衛詩人アルトゥーロ・ベラーノとウリセス・リマに関わりのある総勢53名がばらばらに証言をする。→2023/10/22

NAO

76
学生フアン・ガルシア=マデーロが前衛詩人グループと出会い、その中心メンバーと一緒にメキシコ市を離れるまでのいきさつが日記形式で記されている一部「メキシコに消えたメキシコ人たち」と、様々な人物にインタビューを試みている「野生の探偵たち」の前半。ウリセス・リマとアルトゥーロ・ベラーノは、どうしてメキシコ市をあとにすることにしたのか。この作品は、二人の逃避行を描くロードノベルであるとともに、その謎をめぐるミステリでもあるようなのだが・・・。感想は、下巻で。2019/09/10

紅はこべ

46
はらわたリアリストを標榜する二人の詩人ベラーノとリマがメキシコを出て、世界各国を放浪する様を、20年に渡って、この二人に関わった50人以上の人物のインタビューを通して描き出す。このインタビューは75、76年に二人と行動を共にした17歳の自称はらわたリアリスト詩人ガルシア=マデーロの日記に挟み込まれている。冒頭の日記は少年の童貞喪失と詩への目覚めを中心にした一種の教養小説。2011/01/09

藤月はな(灯れ松明の火)

45
はらわたリアリズムの信奉者である二人の詩人である青年はヒッチハイクをしながら南米から北部へ、北部からヨーロッパに渡り、一人の詩人の足跡を辿る。要約するとたった、これだけなのに二部からのインタビューでがらりと変貌する。膨大な人々のそのインタビューからは浮かび上がるのは乱立し、重なり合いながらも決して交わらない二人の印象や様子、行動である。そのため、どれかを基準においてしまうとどこかで矛盾が生じてしまうのだ。そのため、この本はまさしく、『藪の中』に近しい構成で成り立っている。2014/03/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/406989
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。