出版社内容情報
バルザックの名作を抜粋で読みましょう。作品を原文で味わうのは、学習者ならではの喜びです。CD付ですので、耳からも楽しめます。バルザックの名作を目と耳で味わう
『ゴリオ爺さん』を原文の抜粋で読んでいきます。バルザックの作品は難解で手強いイメージがありますが、一文ごとに深い意味が込められており、そうしたニュアンスを読み解いていくことこそ、フランス語学習者の特権です。見開きで、原文、注、訳文、「読解のポイント」が読みやすくレイアウトされており、ミカエル・フェリエ氏のすばらしい朗読で、音声でもお楽しみいただけます。主人公ラスティニャックと共に、19世紀パリの人々の息づかいを感じてください。
松村 博史[マツムラ ヒロシ]
京都大学大学院博士後期課程満期退学。現在、近畿大学文芸学部教授。専門はバルザック研究。主要著書:『バルザックとこだわりフランス』(共著、恒星出版)。
内容説明
パリ社交界を夢見た若者の出世と幻滅。バルザックの名作を目と耳で味わう。
目次
第1部 Une pension bourgeoise 下宿屋ヴォケー館(La Maison Vauquer 下宿屋ヴォケー館;All is true すべては真実 ほか)
第2部 L’entr´ee dans le monde 社交界への登場(Paris lui appartient パリは彼のもの;Le myst´erieux Vautrin 謎の男ヴォートラン ほか)
第3部 Trompe‐la‐Mort 死神だまし(Trompe‐la‐Mort 死神だまし;Un pi`ege contre Vautrin ヴォートランへの罠 ほか)
第4部 La mort du p`ere ゴリオ爺さんの死(L’angoisse de Goriot ゴリオの苦悩;Le dernier bal 最後の舞踏会 ほか)
著者等紹介
松村博史[マツムラヒロシ]
京都大学大学院博士後期課程満期退学。現在、近畿大学文芸学部教授。専門はバルザック研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。