寄り道ふらふら外国語

黒田 龍之助【著】

白水社（2014/12発売）

• サイズ B6判／ページ数 206p／高さ 19cm
• 商品コード 9784560086834
• NDC分類 804
• Cコード C3087

出版社内容情報

英語のホラー小説をフランス語で読む。フランス映画を観てスペイン語が勉強したくなる。仏伊独西語の新たな楽しみ方満載の一冊。

英語のホラー小説をフランス語で読む。フランス映画を観てスペイン語が勉強したくなる。外国語の魅力はそれぞれの地域を越えて広がっていく。仏伊独西語の新たな楽しみ方満載の一冊。

【著者紹介】
1964年、東京生まれ。上智大学外国語学部ロシア語学科卒業。東京大学大学院修了。スラヴ語学専攻。主要著書『もっとにぎやかな外国語の世界』『ロシア語のかたち』『ロシア語のしくみ』『ニューエクスプレス ロシア語』『ことばは変わる』『羊皮紙に眠る文字たち』『外国語の水曜日』『その他の外国語』『ロシア語の余白』『初級ロシア語文法』『ぼくたちの英語』『ぼくたちの外国語学部』『はじめての言語学』『世界の言語入門』『大学生からの文章表現』『外国語をはじめる前に』『ポケットに外国語を』『語学はやり直せる！』

内容説明

道草だからこそ味わえる面白さがある。ヨーロッパ４言語（フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語）の新たな楽しみ方満載。

目次

第１章　ふらふらフランス語（フランス語は嫌いじゃない；『戦争と平和』はフランス語からはじまる　ほか）
第２章　いろいろイタリア語（会話に対する根拠のない自信；一九六〇年のラジオ・イタリア語講座　ほか）
第３章　どきどきドイツ語（ドイツ語は多様だ；会話が苦手　ほか）
第４章　すいすいスペイン語、そして言語学へ（鬼のイスパ、地獄の…；屋根裏部屋のスペイン語　ほか）

著者等紹介

黒田龍之助［クロダリュウノスケ］
１９６４年、東京生まれ。上智大学外国語学部ロシア語学科卒業。東京大学大学院修了。スラヴ語学専攻（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[yomineko＠ヴィタリにゃん]

先生、寄り道し過ぎｗｗｗロシア文学を読んでいると、よくフランス語が出て来る。それは、昔の貴族がフランス語を話していたから。という訳で大学の二外は仏語選択した私。先生曰く「文法を覚えた方が沢山の例文を覚えるよりラク」。仰る通りですが、諸言語の活用形の多さには絶句です。

2021/09/05

[Koning]

気軽に読める語学ネタの随筆。年齢も比較的近いしなんとなくこのふらふらは理解できる（笑）。それでも芯になるのがあるってのはやっぱり強いねぇ。紹介されてる古い教科書類読んだよそれ！とかあって困る（w。これを読んでモチベーションを上げるってのはありだと思うな。うん。

2015/04/21

[yumiko]

楽しみに待っていた黒田さんの新刊。今回は仏・伊・独・西のヨーロッパ主要4言語を中心に、その言葉の魅力と学習の楽しみ方を語る。でもそこは黒田さん！題名通りにあっちにフラフラこっちに寄り道と、いろんな景色を見ながら、お土産もたくさん貰える、嬉しい一冊になっている。「ゴッドファーザー」ってそんなにイタリア語多かったっけ？とか、あらこの短編読んでみたい！とか、まんまと術数にはまるのもまた楽しい。語学学習は、「急がず、慌てず、のんびりと」。そして楽しみながら続けること。これはきっといろんなことにも言えるはず。

2014/12/24

[Syo]

こういうの好き。 大学の面白い先生の 雑談を聞いているようで。 英語の本を2冊、 注文しちゃいましたよ。

2015/02/27

[サアベドラ]

毎度おなじみ、ほのぼの外国語おじさん黒田龍之助の語学エッセイ。今回は仏伊独西語と割りかしメジャーな言語を扱った文章を収録。軽妙で言語への愛にあふれた黒田氏の文章は、硬い論文の読み過ぎで凝り固まった頭をほぐすのにぴったり。ただやはり、（当面使わない）外国語の勉強をやりたくなってしまって困りますね。積んでる大量の外国語参考書をつい引っ張りだしたくなる。

2015/03/24