アジア再興―帝国主義に挑んだ志士たち

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  • サイズ B6判/ページ数 411,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560083956
  • NDC分類 220
  • Cコード C0022

出版社内容情報

日露戦争に刺激されて帝国主義に抗する思想を構築し、現代の中印・イスラーム世界をかたち作る源泉となった思想家たちを追う。

【著者紹介】
1969年、インドのウッタル・プラデーシュ州生まれ。作家、エッセイスト。英国王立文学会会員。1992年からインド国内の新聞・雑誌を中心に執筆活動を始め、現在は主に『ニューヨーク・タイムズ』『ガーディアン』『ニューヨーカー』など米英の主要紙誌に寄稿している。2007~08年、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン客員研究員。2014年、イェール大学主宰のウィンダム=キャンベル賞(ノンフィクション部門)を受賞。

内容説明

近代化に直面した知識人たちの情熱と苦悩。現代の中国、インド、イスラーム世界をかたち作る源泉となった知識人・活動家たちの足跡を追い、大きな歴史地図の中に今の国際情勢を位置づける意欲作!

目次

第1章 隷属するアジア
第2章 アフガーニーの風変わりなオデュッセイア
第3章 梁啓超の中国とアジアの運命
第4章 一九一九年、世界史の転換
第5章 タゴール、東亜へ行く―亡国から来た男
第6章 作り直されたアジア

著者等紹介

ミシュラ,パンカジ[ミシュラ,パンカジ] [Mishra,Pankaj]
作家、エッセイスト。英国王立文学協会会員。1969年、インドのウッタル・プラデーシュ州生まれ。アラハバード大学卒業後、ネルー大学大学院で英文学を専攻。1992年からインド国内の新聞・雑誌を中心に執筆活動を始め、現在は『ニューヨーク・タイムズ』『ガーディアン』『ニューヨーカー』など、米英の主要紙誌に寄稿している。2007~08年、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン客員研究員。2014年、イェール大学主宰のウィンダム=キャンベル賞(ノンフィクション部門)を受賞

園部哲[ソノベサトシ]
翻訳家。一橋大学法学部卒業。ロンドン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

lily

2
同僚の先生からの借り本をようやく読了。「アフガーニーが煽る、梁啓超が跳ぶ、タゴールが唸る」という秀逸な帯が示すように、世界史では列強の進める帝国主義になすすべなく簒奪されるアジア諸国にも、気概を持った志士が多くいた。彼らにスポットライトを当てることは、欧米中心史観脱却の道標になるだろう。アフガーニーの行動力に驚き。2019/06/27

takao

1
ふむ2020/12/20

Zyosuke Hiraoka

0
植民地支配から脱却するために苦闘したアジアのリーダー達。イスラム圏の話は知らないことが多く大変面白かった。知っている世界史は、西欧の価値観から見た歴史記述であったと痛感。日本にもアジアと連帯する思想が存在していたことは知っていたが、インド、イラン、トルコ、エジプトの知識人たちと呼応する契機もあったのに、花開くことなく。日本は帝国主義列強の仲間入りが目標となっていった。その罪はやはり重い。特定の国ではなく、「西欧文明国」の被植民地として虐げられた国々を、アジアの視点から横断的に記述するスタイルが新鮮だった。2015/03/06

在我壷中

0
現代世界がその決定的な形を取り始めた契機は『前代未聞の驚異的な出来事』『日本海海戦』と。世界史へのアジア日本の『再興』なのかと彼徳富蘇峰は現代世界というのは文明化した民族が野蛮な民族を残虐に撲殺する処である不公平で横暴な治外法権が彼等を縛る。しかし我が国はそんな現代世界へ『脱亜入欧』と『富国強兵』へと『歩』を。そして『文明は白人の独占物ではない』と呈示するのでしょう。中国人張君勤は『今日の世界で誰が強くて弱いのか誰が健康で誰が不健康極めて明らかだ。将来は平等無き繁栄平和無き富と云う状態が支配的になるだろう2014/12/13

yes5&3

0
再読。アフガニスタンもパリ講和会議も欧米側から書かれたものとなると、近代文明化や啓もう主義や民主化という言い訳が入るし、日露戦争が非植民地民を勇気づけたなんて日本人が書くことはできない。トランプを支持するのは、この数百年の差別に対する非白人層の復讐に怯えた白人層。世界の8割の情報は2割の構成員のために2割の構成員が発しているものだから、このような残り8割からの発信は貴重。反帝国主義かナショナリズムか文化思想の回帰か統一されたものはない、共通項もない。けれどこの思想家たちの言い分が非白人の自分には理解できる2023/04/16

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