革命と反動の図像学―一八四八年、メディアと風景

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  • サイズ B6判/ページ数 274,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560083451
  • NDC分類 950.2
  • Cコード C0010

出版社内容情報

革命家はなぜ帝政を容認したのか? トクヴィルからフロベール、教会の鐘から産業革命の轟音まで、反動の時代の基底へ。

【著者紹介】
1956年生まれ。京都大学文学部卒業。東京大学大学院博士課程単位取得退学、パリ・ソルボンヌ大学文学博士。慶應義塾大学文学部教授。専門は近代フランスの文学と文化史。著書に『歴史と表象』『近代フランスの誘惑』『身体の文化史』『〈女らしさ〉の文化史』『パリとセーヌ川』『犯罪者の自伝を読む』『愛の情景』など。訳書にアラン・コルバン『風景と人間』、フロベール『紋切型辞典』、バルザック『あら皮』、ゾラ『書簡集』など。

内容説明

「独裁も時にはぜひ必要だ。圧制者がいいことをしてさえくれれば、圧制政治も万歳さ」。同世代の人々の「精神史」を書こうと構想されたフロベール『感情教育』には、一八四八年の二月革命下、社会主義者が地滑り的に「転向」してゆく姿が描かれている。二月革命の歴史的意味は何だったのか?社会主義者はなぜルイ・ボナパルトの独裁にすり寄っていったのか?本書は、こうした問題関心から、十九世紀を席巻したロマン主義と社会主義、そして、それらを規定したメディアとテクノロジー、風景と音に光を当てる。革命と反動が交錯した時代は、都市に「雷鳴よりも騒々しい」産業革命の轟音が響き、科学が顕揚される一方、人々は教会の「鐘」を通した身体感覚もまだ残していた。「反動」の時代の基底を探る試み。

目次

愚かな世紀?
1 メディアと大衆(メディアと十九世紀フランス;新聞小説の変遷―主題とイデオロギー;新たな読者の肖像―シューに寄せられた手紙)
2 風景と音の表象(視線の力学;十九世紀の音―音の文化史序説;都市の響き、産業の喧噪)
3 革命と反動―一七八九年から一八四八年へ(ミシュレと歴史学の刷新;二月革命と作家たち;知の生成と変貌―『感情教育』のなかの社会主義)

著者等紹介

小倉孝誠[オグラコウセイ]
1956年生まれ。1987年、パリ・ソルボンヌ大学で文学博士号を取得。1988年、東京大学大学院博士課程中退。現在、慶應義塾大学文学部教授。専門は近代フランスの文学と文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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かず

2
新聞小説と行動と言論が同時進行 それは迫力あるでしょう。 2014/10/26

takao

1
ふむ2021/11/10

夕木 

1
19世紀のパリにおいてバルザックの『老嬢』から端を発した新聞小説の歴史は、シューがプレス紙に載せた『パリの秘密』によって、度外視できない日常生活における大きなファクターとなった。『少なくともロマン主義世代が活躍した七月王政期には、新聞小説は同時代の現実に対する異議申し立ての次元を含んでおり、その意味できわめて政治的で、イデオロギー的であった』。逆に、日本で新聞小説が旺盛していた20世紀初頭(漱石など)では、政治的ではなくその大衆のなかの「個」に焦点をあてた作品が多かったのでは、と感じた。2014/02/01

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