出版社内容情報
リミニ・プロトコル、ロメオ・カステルッチ、ジェローム・ベル……21世紀の舞台芸術を切り拓く講師陣が、その創作術を語る。
【著者紹介】
早稲田大学文学部演劇映像コース教授。共著書に『演劇学のキーワーズ』ほか。
内容説明
ポストドラマ的なるものをめぐって!考える人のための、実用書としての演劇論集。リミニ・プロトコル、ロメオ・カステルッチ、ジェローム・ベル…21世紀の舞台芸術を切り拓く講師陣が、その創作術・方法論を語る!ハンス=ティース・レーマンの論考を「特別講義」として収録。舞台芸術の教科書。
目次
インタヴューと都市空間―新しいドキュメンタリー演劇をつくる方法(1)(シュテファン・ケーギ(リミニ・プロトコル))
アンケート調査とテレビ番組―新しいドキュメンタリー演劇をつくる方法(2)(ヘルガルト・ハウグ&ダニエル・ヴェッツェル(リミニ・プロトコル))
ポストドラマ時代に戯曲を書くとはどのようなことか?(ダニエル・ベロネッセ)
ギリシャ悲劇と毒薬―コミュニケーションの裂け目を表現する演劇言語(1)(ロメオ・カステルッチ(ソチエタス・ラファエロ・サンツィオ))
新聖喜劇と謎―コミュニケーションの裂け目を表現する演劇言語(2)(ロメオ・カステルッチ(ソチエタス・ラファエロ・サンツィオ))
プロジェクションと実演―プレゼンテーションを演劇として成立させる方法(ラビア・ムルエ&リナ・サーネー)
マリオネットと少年少女―世にも奇妙で美しい「新しい物語」をつむぐ方法(ジゼル・ヴィエンヌ)
ルール・ブックと素人―観客参加型演劇をアップデートする方法(ロジェ・ベルナット)
コンセプチュアルとポップ―誰もが知っている音楽から誰も見たことのないダンスをつくる(ジェローム・ベル)
携帯電話と暗号―監視社会で新しい会話劇をつくる方法(アミール・レザ・コヘスタニ(メヘル・シアター・グループ))
イデオロギーとBB弾―戦争の記憶を身体化する方法(ユン・ハンソル)
ポストドラマ演劇はいかに政治的か?(ハンス=ティース・レーマン)
著者等紹介
藤井慎太郎[フジイシンタロウ]
早稲田大学文学学術院教授。現在「新しい演劇人“ドラマトゥルク”養成プログラム」責任者、日本文化政策学会理事も務める。フランス語圏および日本を中心に舞台芸術の美学と制度を研究する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。