内容説明
ロシアがウクライナから略取したクリミア半島、日本に重大な影響を及ぼしつづける朝鮮半島、最初の世界大戦の発火点バルカン半島…「半島」がつねに衝突の舞台になる必然とは?その根底にある地形と歴史の真相とは?未来世界を見通すうえで必読の本!
目次
序章 半島はなぜ、いつも衝突の舞台となるのか?
1章 バルカン半島に見る大国衰亡の地政学
2章 朝鮮半島に見る内部分裂の地政学
3章 クリミア半島に見る国家威信の地政学
4章 国際社会を揺らす火薬庫と化した4つの半島
5章 世界を激震させる起爆点となった4つの半島
6章 見えない火種がくすぶる4つの半島
著者等紹介
内藤博文[ナイトウヒロフミ]
1961年生まれ。大学卒業後、新書系の出版社に勤務。現在は、歴史、地理、世界と日本、文化、娯楽などの分野を得意とするライターとして精力的に執筆を行なう一方、地方で実業にも携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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華形 満
5
世界各地で勃発している紛争の原因を半島という地政学的見地から考察されているが、地域によってはこのダイジェスト的な内容ではとても足りない様に思える。また、近視眼的に見ればその地域ごとの紛争であってもグローバルに繋がっている現代世界では一見そこと無関係に思える地域へも思わぬ影響を及ぼしているという視点を忘れてはならないのではないだろうか?2023/06/09
sa10b52
1
半島って色々不安定なこと多いよなあと漠然と考えていたことにある程度の答えと事例を用意してくれた。山がちの地形に様々な人が入り込んで統合も外部からの統治も難しくしているとの論。なるほどと思わせる内容だがヨーロッパもインドも半島と見做すとかなり範囲が広いような。読み物としては面白い。あと半島の突き出した形状がチョークポイントとして、あるいは戦略的な重要性を持つのも不安定の原因なんだろうなあ。2023/08/04
Shinya Naito
0
2024年4月8日、初読。感想後日記入2024/04/08
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