返し包丁

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560083314
  • NDC分類 596.21
  • Cコード C0095

出版社内容情報

日本料理を探究し続ける名店の主人が、日々の調理場から得た「もっと伝えたいこと」を包丁の技に例えて書き下ろす。

【著者紹介】
1957年東京生まれ。玉川大学卒業。つきぢ田村三代目。著書に「隠し包丁」「つきぢ田村の隠し味365日」など。

内容説明

名店の店主が求め続ける「うま味」と「あと味」。日本料理の神髄をユーモラスに語る。

目次

1(玉ねぎ;浅蜊;月からの贈り物 ほか)
2(友の味力;隣人のために祈る;肥満の言い訳 ほか)
3(趣味嗜好;DASHI&UMAMI;慣れ ほか)

著者等紹介

田村隆[タムラタカシ]
1957年東京生まれ。つきぢ田村三代目。祖父・平治、父・暉昭。玉川大学文学部卒。テレビ番組出演や料理学校講師を務める等多方面で活躍。2010年「現代の名工」厚生労働大臣賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまご

14
隠し包丁より先に拝読。料理に対する真摯さに頭が下がります(でもスカイツリーのプラモにこだわったり、たぶんお茶目かと)。そして、次世代を育てていく大変さ、大切さ、時代が変わろうとも芯となる姿勢は変わらないのだということが、繰り返しかかれていました。どの仕事でも、どんな人にも大切なことだなあと感じました。2023/01/13

アカツキ

9
「隠し包丁」から14年、軽やかでユーモアのある文章に貫禄が加わった。以前は純粋に料理の話が多かったけれど、今作では皆を引っ張っていく立場になって講演にイベントにと大忙しの日々が綴られている。また、健康が気になるお年頃になってダイエットの話が出てくるように。ダイエットコンペの話に笑い、友人の急逝の話にしんみり。2022/06/29

BEAN STARK

6
「春はにがみ、夏は酢の物、秋は辛味、冬は油と心して食べる」というように、それぞれの季節に合わせて人の身体に足りないもの、次の季節への準備をするものをとりこむことのたとえ、が印象的。「砥石」の話が一番面白かった。2014/12/31

Kazuo Ebihara

2
料亭「つきぢ田村」の3代目店主が書いた 33編の食にまつわるエッセイ。 日本食は「春はにがみ、夏は酢の物、 秋は辛味、冬は油と心して食べる」。 季節に合わせて、人の身体に足りないもの、 次の季節へ準備するものを取り込むことと云う。 なるほど。 上品なユーモアの「出汁」が効いて、 「旨味」が良く出ている好エッセイ集。 ご馳走さまでした。 「返し包丁」は、通常と反対に刃を向けて使う技。 「返り膨張」は、ダイエットに失敗してリバウンドする様。 2014/04/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7307744
  • ご注意事項

最近チェックした商品