高山宏セレクション〈異貌の人文学〉<br> オルフェウスの声―詩とナチュラル・ヒストリー

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高山宏セレクション〈異貌の人文学〉
オルフェウスの声―詩とナチュラル・ヒストリー

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  • サイズ B6判/ページ数 564,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560083055
  • NDC分類 901.1
  • Cコード C1010

出版社内容情報

オルフェウス神話に分断された世界を統合する詩の力を重ね合わせ、人間を自然/世界へと再び結びつける方法を探った名著。

【著者紹介】
1919~2001年。文芸批評家・詩人・小説家。インドで英国人の家庭に生まれる。イギリスで教育を受け、ケンブリッジ大学を卒業後、渡米し、多くの大学で教壇に立つ。著書に『詩の構造』、『ポール・ヴァレリー、鏡の中知性』、『ノンセンスの領域』、『オルフェウスの声』など。

内容説明

詩的思考が世界を取り戻す。オルフェウス神話に“詩”の力を重ねあわせ、「人間を散文と詩に引き裂く呪縛」を解いて、分断された世界を再統合する途を探る幻視の書。待望の邦訳。

目次

第1部 序
第2部 ベーコンとシェイクスピア―ポストロジカル思考
第3部 エラズマス・ダーウィンとゲーテ―リンネ分類学とオウィディウス分類学
第4部 ワーズワースとリルケ―思考の生物学へ
第5部 『オルフェウスの声』のために働く詩

著者等紹介

シューエル,エリザベス[シューエル,エリザベス] [Sewell,Elizabeth]
1919年、インドの英国人の家庭に生まれる。イギリスで教育を受け、ケンブリッジ大学を卒業(現代語)。第二時大戦中はロンドンの教育省で働き、戦後ケンブリッジに戻って博士号を取得すると49年に渡米、73年に米国帰化。オハイオ州立、ヴァッサー、ベネット、フォーダム、プリンストン、ノースカロライナなど、多くの大学で教壇に立つ。一連の著作で人間と世界を総合する「詩的方法」を論じ、ノンセンス論に独自の地平を切り拓いた。詩人・小説家としても数冊の著作がある。2001年没

高山宏[タカヤマヒロシ]
1947年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現在、大妻女子大学比較文化学部教授。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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roughfractus02

8
詩(poetica=創作)は分離を統合する。亡き妻を冥界に追い、竪琴で冥界も地上も感動させた楽人オルフェウスがその後八つ裂きにされて首だけで歌い続ける、という神話から、著者は、竪琴を奏でる手と首が分離されても口から溢れる音楽に詩=創作の力を見出す。この力は分析的理性を推進するF・ベーコンの科学的知にも、詩と科学で両面思考するゲーテ、神秘家スウェーデンボルクにもある。本書は、自然を分離して対象化して分析する科学の限界を指摘し、自然に投企する創作の系譜を辿る。科学的知での詩=創作の系譜を頭に描きつつ読んだ。2020/02/20

ルートビッチ先輩

2
オルフェウスの奏でる琴の音は、動物のみならず木石をも動ぜしむ。彼は妻エウリュディケーを求めて冥府に下る。妻を得ながらも振り返ることによって再び彼女を失した彼は、狂女によって八つ裂きにされる。しかしその頭部は歌い止まず、川を下ってゆくのだ。本書はこの三つの場面をオルフェウス形象とし、それがオルフェウスをあらわす「オルフェウスの声たち」の中に現れたときに見出されるものとして述べる。それはそれぞれ世界の中の存在とその配置、変容を問題とする性と多産、そして詩と言葉の問題としてである。2014/11/14

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