文春新書
日中韓 歴史大論争

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  • サイズ 新書判/ページ数 218p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166607778
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C0220

出版社内容情報

靖国参拝や領土、歴史認識、人権問題など、日中・日韓両国間の最重要課題を、日中韓を代表する論客が徹底討論。脅威の核心に迫る。

内容説明

日本を襲い続ける「反日」の嵐。靖国、竹島、教科書、人権、五輪、軍拡、そして歴史認識―。その真相に迫るべく、日本、中国、韓国を代表する論客が、ここに激突。日中韓の本音が凝縮された一冊。

目次

日中大論争1 靖国参拝の何が悪いというのだ(櫻井よしこ・田久保忠衛vs.劉江永・歩平)(「政冷経熱」の日中関係;靖国は日本人の心の問題 ほか)
日中大論争2 拡大膨張の覇権国家はどっちだ(櫻井よしこ・田久保忠衛vs.劉江永・歩平)(節目の年の二〇〇六年;日中関係は変化したか ほか)
日中大論争3 人権弾圧か、治安維持か(櫻井よしこ・田久保忠衛vs.劉江永・金燦栄)(悪夢か、悲願か;五輪開催への批判には ほか)
日韓大論争 竹島は絶対に我々の領土だ(櫻井よしこ・田久保忠衛vs.趙甲濟・洪〓(えい))(「石島」は独島か;松島、竹島、ヤンコ島 ほか)
二〇一〇年の日中韓 尖閣漁船事件と日韓併合百年(櫻井よしこ・田久保忠衛・古田博司)(尖閣問題への理不尽な要求;政治が歴史を書き換える ほか)

著者等紹介

櫻井よしこ[サクライヨシコ]
ジャーナリスト

田久保忠衛[タクボタダエ]
杏林大学名誉教授

劉江永[リュウコウエイ]
清華大学教授

歩平[ホヘイ]
中国社会科学院近代史研究所所長

趙甲濟[チョカプチェ]
ジャーナリスト・元「月刊朝鮮」編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ロッキーのパパ

17
日中、日韓の論客が主に歴史問題を題材に座談会形式で議論している。各自が自国の立場を意識しているから、かなり本音でぶつかっている。変に「親日」の立場の人たちより、よりな中国人や韓国人がどう考えているかが分かり面白い。議論は平行線をたどることが多く、共通点を探すより違いを生み出すものは何かを考えると参考になる。ただ、「日ソ不可侵条約」など間違った記述もあるから発言を鵜呑みにしちゃダメだけど。2012/11/19

佐島楓

17
歴史的な観点があまりにも違いすぎるところからスタートしているので、平行線しか辿れない議論に悲しくなった。スタンスが異なるとここまで分かり合えなくなってしまうのか。日本側の発言に負の感情を煽るようなものがあったのも残念。2012/10/19

キンとギン

13
対談本というのは大抵ガッカリするのだが、この本は対談でなければ伝わらない「どこまで行っても平行線」な感じが凄かった。中国はきっと事実がどうかなんて関心がないのであるな。「論語」のイメージや、仏教が中国を経由して伝わったことなどから倫理観のある国民性と期待してしまうのだが、どうしてこうなるのか。2016/02/04

ceskepivo

13
日中韓のいずれにおいても、歴史問題を巡って外交と内政が密着していることが冷静な議論の妨げになっている。中国の金氏が「国民国家として中国を見るのではなく、地域国家という概念で見てほしい。かつての簡略化された一党独裁国家の枠組みではありません。」と発言。この発言の真意は不明であるが、共産党の指導力が低下しているということか。それはそれで中国国内の混乱の原因となる。本書は内容はともかく、議論のテクニックを磨くうえでも参考となる。2015/02/07

Yスキー

13
全然話が進まない議論が繰り広げられます。日本と韓国、日本と中国の知識人が互いのメンツをかけて大激論を交わす。内容は、冒頭に述べたとおりです。おれは日本人なので、日本の方々の主張に同意する場面が多かったけど、なんで中国と韓国があんなに歴史認識に対してうるさいのか、反日的なふるまいをして日本人を不快な気持にさせるのか、その一端が見えるかもしれません。興味ある方はぜひ読んでみてください。2011/01/07

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