垂壁のかなたへ

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  • サイズ B6判/ページ数 389p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784560082058
  • NDC分類 786.1
  • Cコード C0098

出版社内容情報

アルパインクライミングの最先端を突っ走る世界的クライマーが、数々の驚異的な記録に隠された「生と死」を語り尽くす。

【著者紹介】
1970年、米国オレゴン州生まれ。プロクライマー、山岳ガイド。

内容説明

クライミングとの出会い、仲間を失くした悲しみ、パートナーたちとの絆、「成功」への問い―。世界最強のクライマーが綴る、「山登り」の究極のスタイル。「ボードマン・タスカー山岳文学賞」受賞。

目次

石にかじりついてでも
スロヴェニア流アルピニズム
ナンガ・パルバット一九九〇
隠れる場所はない
クランポンを履いたパンク野郎
アレックス・ロウ
地下霊廟
仲間入り
空っぽの椅子
ファームボーイ
死はやさしい場所で待っている
パートナーとの絆
新境地―北米大陸の外へ
心の空隙を埋める
信頼関係
わたしだけの宇宙
ナンガ・パルバット再訪
ナンガ・パルバット攻略
凱旋

著者等紹介

ハウス,スティーヴ[ハウス,スティーヴ][House,Steve]
クライマー、山岳ガイド。1970年、米国オレゴン州生まれ。18歳のときに留学したスロヴェニア(旧ユーゴスラヴィア)で本格的にクライミングを始める。90年、スロヴェニア隊の一員としてナンガ・パルバット(8126m、カラコルム)に遠征。以来、デナリ(6194m、アラスカ)の“スルヴァク・ダイレクト”やK7(6934m、カラコルム)新ルートのソロなど、北米とヒマラヤを中心に、アルパインスタイルで数々の難ルートを初登またはスピード登攀

海津正彦[カイツマサヒコ]
翻訳家。1945年、八王子市生まれ。早稲田大学政経学部卒業。学生時代から登山に親しみ、ヒマラヤ初登頂の経験もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くとほん

6
読むペースが重要な本だった。時系列が前後したり、飛んだりするせいで、息せき切って一気読みしようとすると内容がうまく理解できない。本書全体に流れる、一定のペースのようなものに馴染み、一歩ずつ刻むように読んでこそ面白みを感じられる一冊だった。2020/07/20

うめけろ

6
自分はまったくクライミングには縁がありませんが、この手の本はちょくちょく読みます。山野井泰史さんの話とか。で、今回は米国のアルピニストの体験記。自分自身を限界まで追い込むというのはまるで理解できないんですが、異世界の体験をしているアルピニストの話はやっぱり興味深いです。2012/07/06

ケニオミ

4
アルパイン・スタイル(最小限の装備・食料で最高峰の山々に挑戦するスタイル)を貫く米国の登山家の半生記です。単独行動中クレバスに転落し、片足を負傷しながら脱出を図った話。途中で外靴を谷底に落とし、アイゼン(氷壁等を登るため、登山靴につける金属の道具)が付けられない状態で難コースを制覇した話。4500mの壁の登攀に成功するも途中ロープを失い、回収しながら下山した話など。興味の尽きない話ばかりでした。「物事がシンプルになればなっただけ、経験は豊かになる。」とは当登山家の言葉ですが、含蓄がありますね。2012/06/05

capri

1
著者の考える登山スタイルが少しだけわかった気がしました。ライト&ファストは寒くて空腹な事、というのは共感です。2012/11/05

紫陽花

1
凄い登攀の記録だけに留まらない部分がよかった。クライミング・パートナーとの関係や、ルート上で、突き進むか敗退するかを決めようとするときの心情や、致命的なミスなど、書かれているのはポジティブなことだけではない。登攀への真摯な思いが伝わって来て、胸が熱くなる本だった。2012/09/23

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