出版社内容情報
「人前で話す」すべての人のためのバイブル。大好評ロングセラーに寄せられた反響をもとに、Q&Aを巻末増補した完全版。
内容説明
俳優、声優、歌手、アナウンサー、政治家、教師、営業マン…「人前で話す」すべての人のために、誰にでもできるレッスン方法を解説。大好評ロングセラーに寄せられた反響をもとにQ&Aを巻末増補した完全版。
目次
「こえ」のレッスン(「正しい発音」とは何か?;発声に必要な5つの要素;声のベクトルをイメージすること;活舌(アーティキレーション)について ほか)
「からだ」のレッスン(「正しい体」とは何か?;体の外側へ;リラックスした体(体の内側へ)
癖について ほか)
著者等紹介
鴻上尚史[コウカミショウジ]
1958年生。早稲田大学法学部卒。作家・演出家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
koke
10
滑舌の悪い原因についていくつか挙げるなかで、「大切なことを話したことがない」というのが強烈でしたが、伝えたいメッセージを誰かに真剣に伝えようとする経験があれば多少の口腔機能上の課題は問題にならないとのことで、納得感もあり印象に残りました。2023/12/20
前田まさき|採用プロデューサー
6
■「正しい発声」とは、「あなたの感情やイメージがちゃんと表現できる声を手に入れること」(p.15)。■「発声に必要な5つの要素」①決して焦らないこと②首、肩、胸、ヒザなどに余計な緊張がないこと③お腹で声を支えていること④声が前に出ていること⑤声のベクトルをイメージすること(p.19)■大切なことは、あなたが出す「こえ」のイメージをはっきりと持つこと。僕はそれを「ベクトル」と呼んでいます。「方向と大きさ」を持つものです。あなたの「こえ」にも、方向と大きさがあるのです(p.105)2020/03/20
Tomoko 英会話講師&翻訳者
6
『あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント』のもっと詳しい版。声を良くしたいと思う人は少しでも読んで意識すると変化が出るのでは。個人的に役立った内容は(1)日本語と英語の発音の比較(2)骨盤底(骨盤の内部にある筋肉群)の説明。腹式呼吸で息を吸うとき、横隔膜が下がり、押し下げられた内臓は骨盤底に当たる。骨盤底が硬いと動きにくいのでほぐす。ずっと謎だったことがクリアになった。2016/07/28
ヨータン
4
演劇サークルなどのグループ向けにはピッタリ。皆でこの本のとおりに基礎練習を重ねれば、かなり発声はよくなると思います。ただ、一人だとなかなか発声の練習とかできないよね。2020/02/19
マッチ
4
基本となることはすべて書かれていると思う。ただ、足りない部分もあるので、そこは別の参考書も一緒に読むといいかも。声を使う人なら、声帯の解剖学がもう少し詳しく書かれている本を読んでみるといいと思います。2013/05/09