- ホーム
- > 和書
- > 教養
- > ノンフィクション
- > ノンフィクションその他
内容説明
世界中のめずらしい果物を紹介しつつ、果物をめぐる冒険と歴史、果物ビジネスの可能性、果物の魅力に取り憑かれた奇人変人たちなど、果物と人間とのかかわりを幅広い視点からとらえる。
目次
第1部 自然(野生、成熟、多汁―果物とは何か?;ハワイのウルトラ・エキゾチック;果実と人間との関わり;国際稀少果実振興会)
第2部 冒険(ボルネオの奥地へ;果食主義者;淑女の果実;いかがわしい連中―果物の密輸業者)
第3部 商業(マーケティング―グレイプルからゴジまで;ミラクリン―ミラクルフルーツの物語;大量生産―甘みの地政学;常夏の地球)
第4部 情熱(保護―果物への情熱;果物探偵の事件簿;異界との接触;結実―あるいは創造への熱意)
著者等紹介
ゴウルナー,アダム・リース[ゴウルナー,アダムリース][Gollner,Adam Leith]
カナダ、モントリオール在住のジャーナリストで、『ニューヨーク・タイムズ』『グルメ』等に寄稿している。元『VICE』誌編集者。処女作『フルーツ・ハンター―果物をめぐる冒険とビジネス』で、カナダのケベック・ライターズ・フェデレーションによるマコースラン・ファースト・ブック賞を受賞した
立石光子[タテイシミツコ]
1981年、大阪外国語大学英語科卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イノ
23
フルーツに魅せられたジャーナリストが世界各地を旅して奇妙で味わい深いフルーツと人々に出会う。 文献や古典、歴史や文化や性、ビジネスや品種改良などなどタイトル以上に深く良い所も悪い所も多方面に切り込んで行く。 やや読みづらいが面白い。 しかしフルーツ好きには変人しかいないのかw ミラクルフルーツは食べてみたい。 難点は名前だけで想像出来ないことと、 無性にフルーツが食べたくなることw 近所のスーパーでドラゴンフルーツ見つけた! 味は・・・ぜひ御賞味あれ(*´ー`)2016/07/23
たまきら
22
果物は誘惑にあふれているー誰もが知っているが、根底から突き止めようと思わなければこういう本はかけないだろう。そして、マニア道には先人が必ずいて、アメリカらしく信じられないような富豪が登場し、にやり。彼の戸惑い、興奮、失望がわかりやすく伝わってくるのも快い。果実への情熱は日本人の方が素直だ。カリフォルニアの果物農家にどれほど日系がいるか!なので日本の桃が出てこないのはがっかり。だって…世界一美味しいと思うもん。あと108頁のミルキーウェイは、果実ではなく日本では花を愛でるのではないだろうか。2018/01/13
太鼓
9
わりと平板な本でした。世界中の果物の紹介と、果物をたべると身体にいいよって話ばかり。それがとりとめもなく続きます。2016/10/03
Humbaba
8
人間がそこに価値を見い出せば、何とかしてそれを作ろうとする。そして、その価値を見出した相手が権力者であれば、その植物の繁殖は成功したといえる。貴重であるということ自体も価値となるので、よほどのことがない限りは絶滅することなど無い状態となる。2015/10/10
aki
7
植物・果物が好きなので借りてみた本。目的の果物に出会うまでの道のりが書かれているところを読むのは楽しく興味深かった。古来から果物に対して特別な見方をする人は多く、特にリンゴはいろんな意味を持っているんだなと感じた。2014/09/22