白水Uブックス
樹の花にて―装幀家の余白

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  • サイズ 新書判/ページ数 213p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784560073483
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0270

出版社内容情報

書物へと人を誘惑してやまない気鋭の装丁家が、多彩な表現に通底する透明な官能性と求心的感性の交差を綴る。

内容説明

一冊の書物をめぐる装幀と読者との関係は「不安を渡る舟」に似ており、装幀家の使命は、その不安の表出としてのズレを読者に訴えることである。書物へと人を誘惑してやまない気鋭の装幀家が、多彩な表現に通底する透明な官能性と求心的感性の交差を造形の余白に綴った、本好きに贈る書物の周辺。

目次

蟹チャーハン
ショット・グラス
おみやげ
かんから
源助さん
十年
天の川
写真
迷子
去年の花〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紫羊

10
装丁家菊地信義氏のエッセイ。この方の装丁は私の好みからは少し外れるが、隅々までこだわりぬいた素晴らしい本が多い。ドキュメンタリー映画の上映後にスペシャルトークがあり、本に対する熱い語りに圧倒された。2021/07/04

Yuko

8
<一冊の書物への出会いのために、読者を誘惑してやまない装幀の第一人者が、多彩な表現に通底する透明な官能性と、求心的感性の交差を造形の余白に綴った、本好きに贈る書物の周辺。> 1993年 映画「つつんで、ひらいて」を観て、菊地さん関連の本を3冊借り、東銀座の喫茶店「樹の花」にも訪れた。銀座の店の佇まいや、昔の記憶を手繰り寄せたエッセイも、菊地さんの物事への鋭いセンサーを垣間見るようで面白い。が、やはり3章、装幀に関しての記述は突出して興味深い。装幀とはに記された菊地さんの美学に触れる一冊。 2020/02/18

藍兒堂

0
★★☆2016/12/01

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