出版社内容情報
イギリスの天文学者が発見した不思議なすい星が衝突? 世界中が騒ぐ中、カニの形をした怪物が美術品を盗むため日本に上陸!!
内容説明
ぐるぐるとねじれた光の尾をひく、Rすい星が接近中。もしも地球にしょうとつしたら―世界中が大パニックになる!そんなある日、千葉県の海べで、別所次郎君は気味の悪いものを見た。岩山からうじゃうじゃとはいだすカニの大群。そして、海面からヌッとすがたを見せたのは、Rすい星からやってきたカニ怪人。
著者等紹介
江戸川乱歩[エドガワランポ]
明治27(1894)年10月21日、三重県名張町(現名張市)に生まれる。本名、平井太郎。早稲田大学在学中から、英米の推理小説を片っぱしから読む。卒業後、貿易会社、古本商、新聞記者などたくさんの職業を経験する。大正12(1923)年に『二銭銅貨』を「新青年」に発表。筆名の江戸川乱歩は、推理小説の始祖エドガー・アラン・ポーから取っている。その後、数多くの推理小説を精力的に書く。昭和11(1936)年「少年倶楽部」の求めに応じて書いた『怪人二十面相』がたいへんな人気を博し『少年探偵団』『妖怪博士』など少年少女に向けた作品を発表する。昭和40(1965)年没
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感想・レビュー
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mintjam_
5
中村警部が地球の名誉をかけてカニ星人にいどむ・・・ BDバッジの逆利用はなるほど。表題作の他に「天空の魔神」収録。こちらは子ども向けにしてはかなり本格的な列車消失トリックが登場。外国作品がヒントになっているらしい。2021/03/20
沖川あこ
2
題名でネタバレ。表紙もなんだコレ・・暴力二男はこわいですか。どうですか。 「天空の魔人」は推理ものらしいトリックがいい。それをあばく小林少年カッコイイ!2024/08/21
ちー
2
わぁ!これは!このタイトル「空飛ぶ二十面相」というのは またあのオチね! おまけ 怪人二十面相あるある 二十面相(以下・二)「俺にはいつも奥の手があるということを忘れたのかね!」 小林(以下・小)「ははは!もしかして樽の中の火薬のことかい?あれならもう水浸しだよ!」 二「ちくしょう!」2023/10/02
だいちゃん
1
明智先生は二十面相と同じ道具を持って二十面相のほうが本家なのにその道具で二十面相をぶったおしちゃうのが、なんでそんなことができたのか不思議。2018/10/20
zatugei
0
R彗星が地球に接近。その話題に乗じてカニ星人がやってくるという設定。2023/03/18