出版社内容情報
西欧の作家や作品にまつわる議論の中で、それらが生息した都市の空間があってもよい、とりわけ一つの精神空間としてのウィーンの世紀末を、それが形成されたプロセスに戻して見たいと著者は思う。文学や美術や音楽や哲学が、相互に関連しあった有機体としての世紀末を描く野心的エッセイ集。
内容説明
西欧の作家や作品にまつわる議論のなかで、それらが生息した都市の空間があってもよい、とりわけ一つの精神空間としてのウィーンの世紀末を、それが形成されたプロセスに戻して見たいと著者は思う。文学や美術や音楽や哲学の分野を問わず、相互に関連しあった有機体としての世紀末を描く野心的エッセイ集。
目次
生きた石像
裸の王様
市民の時代
音楽の都
『夢判断』の世界
気むずかしい男たち
神話の季節
ウィーンの世紀末年表
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
den55
1
1981年初版。世紀末ウィーンを巡る池内氏らしい1冊。8章の内前半5章までは力が入っていないかな?音楽・フロイトまでは大雑把だった。白眉は「気難しい男たち」以降の2章か?特にヴィットゲンシュタインとカフカは面白い。ヴィットゲンシュタインとカフカに集約されていく氏の言葉は予定されていた道筋。「論考」が無意味への文学だと理解でき、カフカを道ずれにプラハのゲットーを案内する氏がユダヤ人ではないかと思わせる。ただし、プラハの旅で得るものは案外少ない。それほどカフカは謎であるということか。2017/10/25
-
- 電子書籍
- コミックライドアドバンス2026年5月…




