出版社内容情報
深夜の教会に忍び込む少年たち、三百五十年の歳月を生きる老女。人生の苦味や儚さを精緻な筆で描く傑作選。エドワード・ゴーリー挿絵。
内容説明
天使像が持つ木製のトランペットを吹き鳴らしたら、いったい何が起こるのか。深夜の教会に忍び込んだ二人の少年の冒険を描く「トランペット」。ある暑い日、ロンドンの喫茶店で出会った男が語り続ける同居女性の失踪話に薄気味悪さがにじむ「失踪」。三百五十年の歳月を生きてきた老女の誕生日にお屋敷に招かれた少女の話「アリスの代母さま」ほか全7篇、繊細な描写に仄かな毒と戦慄がひそむデ・ラ・メア傑作選。
著者等紹介
デ・ラ・メア,ウォルター[デラメア,ウォルター] [de la Mare,Walter]
イギリスの小説家・詩人・児童文学作家。1873年、ケント州チャールトンで17世紀にフランスから移住したユグノー教徒の家系に生まれる。セント・ポール大聖堂の聖歌隊学校で学内誌に詩や短篇を発表。同校を中退後はアメリカの石油会社のロンドン支社で働きながら創作に励んだ。第一詩集『幼年の歌』(1902)、長篇小説『ヘンリー・ブロッケン』(1904)で注目を集め、1908年、職を辞して作家生活に入る。長篇『侏儒の回想録』(1921。ジェイムズ・テイト・ブラック文学賞受賞)など多くの著作があり、子供の想像力や幻想の世界を繊細に描いた作品で独自の文学的地位を築いた。児童文学の分野では『子供のための物語集』(1947)でカーネギー賞を受賞。1956年死去
和爾桃子[ワニモモコ]
慶應義塾大学中退、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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