白水Uブックス<br> 交換教授―二つのキャンパスの物語 (改訳)

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白水Uブックス
交換教授―二つのキャンパスの物語 (改訳)

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  • サイズ B40判/ページ数 399p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784560071854
  • NDC分類 933
  • Cコード C0297

出版社内容情報

英米二人の大学教師が互いにポストを取り換え、なんと妻をも「交換」してしまう? 受賞多数のコミック・ノヴェルの最高傑作。

【著者紹介】
1935年ロンドン生まれ。作家。現在までに15の長篇小説、1つの短篇集、11の評論集、5つの戯曲を発表している。97年にフランスの芸術文化勲章シュヴァリエ、98年に大英帝国勲章を受章。著書に「小説の技巧」「ベイツ教授の受難」など。

内容説明

1969年、大学で英文学を教えるアメリカ人の教師モリス・ザップと、イギリス人の教師フィリップ・スワローが交換教授となって半年間互いにポストを取り換える。やがて二人は文化的メンタリティーだけではなく、なんと妻をも「交換」することになる…。コミック・ノヴェルの最高傑作を、待望の改訳一巻本で贈る!

著者等紹介

ロッジ,デイヴィッド[ロッジ,デイヴィッド] [Lodge,David]
1935年、イギリスのロンドン南東部のブロックリーで、本人によれば「中産階級の下」のカトリック教徒の家に生まれた。ロンドン大学で英文学を学び、バーミンガム大学教授を長年務めたあと、早期退職し、筆一本の作家生活に入った。現在までに15の長篇小説、1つの短篇集、11の評論集、5つの戯曲を発表している。97年にフランスの芸術文化勲章シュヴァリエ、98年に大英帝国勲章を受章した。交換教授―二つのキャンパスの物語は75年度のホーソーンデン賞とヨークシャーポスト紙小説賞をダブル受賞した

高儀進[タカギススム]
1935年生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了。翻訳家。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

283
読み始めはイギリスとアメリカの大学文化の違いを中心に軽妙に進んでいくものだと思っていたのだが、やがて読み進めるうちに、小説作法はずっと実験的な要素を孕んでおり、そんなに単純なものではないことに気付く。時は1969年であり、それは世界的に大学の持つ意味が(もちろん、もっと広範に社会的にであり、根底的にでもあるが)問い直された時であった。そして、ウーマンリブ運動の萌芽期でもある。本書はそうした時代風潮を押さえながらも、同時に個的な物語として展開してゆく。小説の後半では原題"Changing Places"⇒2016/10/02

ケイ

116
原題は「Changing places」 それがぴったりな内容。アメリカとイギリスの中規模程度の都市の大学で毎年行われている教授の交換。今回は、真面目なイギリス人の講師と、若くしてそれなりに成功しているアメリカの若い教授。感想を一言で言えば、ユニークで面白かった。舞台が1969年。アメリカではベトナム戦争。イギリスの隣のフランスでは前年に5月革命がおこり…、日本では安田講堂事件。女性解放運動も盛んな時期。こんな時は誰も無傷ではいられない。おそらく教授達も。特に知らない場所で暮らし始めちゃったからには。2016/02/05

まふ

104
英国と米国の大学教授が交換教授プログラムに基づき半年間の交換授業を担当するが、残された家族のそれぞれの事情が二人と妻たちとの距離を縮め、妻たちも交換してしまう、という喜劇。面白いと言えば面白い、ぐらいの感想であった。英米のそれぞれの大学間の教授、学生の違いがあまり感じられずまた教授と妻たちの違いがほとんど感じられなかった。米国教授の専門がジェイン・オースティンであるならば英国教授の専門をヘミングウエイにするとか工夫をすればさらに面白味も上昇したのではないかと思ったりした。G1000。2023/12/07

NAO

63
イギリスとアメリカ二つの大学の教授が交換教授制度で入れ替わったことによっておこるコメディ。60年代アメリカの混沌とした社会情勢を知らないままその中に飛び込んだイギリスの田舎者フィリップは、おろおろしながらも、その中に巻き込まれることを楽しんでいるようだ。その一方、イギリスでも、なぜか、アメリカでフィリップの身に起こる出来事とシンクロするように、モリスにも似たような出来事が起きる。だが、似たような出来事が起こっても、そこには歴然とアメリカとイギリスの文化や風土の違いがあるという奇妙さ、滑稽さがたまらない。 2017/11/12

syota

28
安心して楽しめる正統派ユーモア小説だ。主役は、英国内陸部と米国西海岸にある二つの架空の大学に、交換教授として赴任した二人の既婚男性。対照的な校風や街の雰囲気、住民気質に戸惑ったり、トラブルに巻き込まれたり、赴任先で人妻と深い仲になってしまったりと、いわば先生が主役の学園ドラマ。プロットも面白いけれど、学園紛争まっただ中の米国大学の雰囲気が伝わってきて、そちらにも興味をそそられた。舞台設定が1969年なので、映画「いちご白書」とほぼ同じ時期の話だ。[G1000]2016/09/10

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