内容説明
ぼくの親友で英語嫌いのカモは、謎のイギリス人少女と文通を始め、やがて誰とも口をきかなくなる。ぼくは真相究明のため、ペンフレンド紹介所に侵入し、驚くべき事実を発見する。
著者等紹介
ペナック，ダニエル［ペナック，ダニエル］［Ｐｅｎｎａｃ，Ｄａｎｉｅｌ］
１９４４年、モロッコのカサブランカに生まれる。高校で国語教師を務めるかたわら、児童文学作家としてデビュー。一方、大人向きの小説も多く手掛ける。いま世界中でもっともよく読まれているフランス現代作家のひとり（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ｍizuha
17
英語をマスターするために(ママとの賭けなのだ)イギリス人の少女キャシーと文通をはじめるカモ。でも、どうにも奇妙な事に気がついた親友の”ぼく”は､カモの目を覚まさせようと奔走する。容易に結末は想像できるけど、最後の一捻りが楽しい。カラリとした読み心地の洒落た物語でした。こういう本をラインアップしてくれるｕブックスは大好きだ(^^)2015/09/15
BlueBerry
7
これはラストが予想出来てしまったのでちょっと残念でした。大人には物足りないかな・・。子供なら十分楽しめそうです！♪2013/06/01
ぱせり
7
文通で英語が得意になったらうれしいけど、見えない相手と共感しあったり、相手の住んでいる町はどんなところかな、と考えたり、いつか会いたいなと夢見たり・・・のほうが楽しみだと思う。謎かけも謎解きもしゃれていてとっても楽しかったけど・・・御本人は気の毒でした。しかし、名前！気がつかなかった。悔しいなあ。2010/03/26
fumikaze
4
題名から鴨が出てくる本だろうと勝手に想像していたら全然違った。こういうストーリーだとは想像していなかった。読んでいてわくわくするし、思っていたよりも面白かった。この主人公は英語がとても苦手だったのにペンフレンドが出来てから急激に英語が上達していく。語学を学ぶにはその相手とコミュニケーションしたいという強い思いが重要なのだろうなぁ。こんなアイディアを考え付くお母さんも素敵。2015/05/22
こもも
4
ドキドキ・ワクワク。謎のペンフレンドの正体が知りたくて、あっという間に読了した。えーーーーー！それって、ありですか？の結末。拍子抜けしてしまったのは、私が、おばさんだからかな。キャサリンとHという名前に、ピンとこなかったことが、とても悔しかったです。2010/02/28
