感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コジ
29
★★★★☆ 見る(読む)角度によって様々な表情を見せてくれる、ちょっと不思議な猫ファンタジー。気品に満ち溢れている猫たちは頼もしくもあり美しくある。時には勧善懲悪、時にはスピリチュアル、冒険談もある物語。故に感想を簡素に纏めるのが難しい。読後の瞬間脳裏に過ぎったのは何かを成し遂げる為の目標と希望を持ち続けることの大切さ。2019/07/29
寧々子
7
不思議な物語でした。 すべてを理解できたとは思えないのですが読み心地が良く、読み終わった時は夢から醒めたような気分。 大熊座の真上にある小さな星が自分たちを守ってくれているように感じたり、不思議な夢を見たりしながらネズミと戦う3匹の猫。 高い塔の中で雪フクロウから物語を聞く銀猫。 物語は幾重にも重なり絡まり幻惑されているよう。 雪フクロウの話す物語の美しさも一役買っている。 理解が及ばない部分もあったし、物語にまとまりが欠けていたように思えなくもありません。 それでも何故か気にならず満足感さえありました。2016/02/12
なもないのばな
0
誰のものでもないちび星。だれのものでもないのは素敵なことかと思うけれど、それはやっぱり孤独なことなんだな。誰かとつながり誰かの役に立つことで存在を確認できる。それは、三匹の猫たちも銀色猫も同じ。敵対するネズミは「悪」の存在であることは昔話的だけどそれでも例外はある。やはり「個」の物語。2015/08/09
ぺんぺん草
0
三銃猫たちが主役だと思っていたけどちび星の話がメインかも。読んでると猫の仕草が猫らしくて、実際の猫もこんな風に考えたり行動してるのかもしれないと思えて面白い。三銃猫たちの冒険や困難もしっかり猫レベルになっているのも可愛らしかった。2013/04/15
mm
0
猫は七つの魂を持っている。2010/12/29