出版社内容情報
名高い悪者小説や『ドン・キホーテ』の伝統をもつスペインは、ユーモア文学の潮流もお国柄豊かで多彩である。《奇知》に富む人間観察やボッカチオ風の古典を含め、人間や社会に対する鋭い批判精神とペーソスに溢れ、巧みなストーリーを展開した近・現代の傑作が勢揃いする、楽しいユーモア短篇集。
内容説明
名高い悪者小説や『ドン・キホーテ』の伝統をもつスペインは、ユーモア文学の潮流もお国柄豊かで多彩である。「奇知」に富む人間観察やボッカチオ風の古典を含め、人間や社会に対する鋭い批判精神とペーソスに溢れ、巧みなストーリーを展開した近・現代の傑作が勢揃いする、楽しいユーモア短篇集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いとう・しんご
10
ケベードつながり。17世紀のケベードからフランコ以降の時代までスペインの短編を集めたアンソロジー。ケベードはともかく、現代のものはとても面白い。コルタサルの短編とそっくりな作品があったりして、ボルヘスからガルシア・マルケスやガジェゴに至るまで継承されたスペイン語圏文学の奇想ぶりはスペイン文学の伝統を反映しているんだな、と痛感しました。2025/08/21
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