出版社内容情報
「法」は高度に専門的な世界という点で医療と似ているが、医療にくらべ一般の人々に親しみやすいものとはなっていない。法の規則も薬と同じく、場合と用法に従って適用すべきとの視点から、法を専門としない一般の人々が法を理解するために必要な基本部分を体系的にわかりやすく概説している。法の世界への案内書として、法の特有の性質、法の長所と限界、実定法システムの基本的仕組み、その働き方、国民が法とどのように付き合うべきかなどのテーマを選別、「法と社会」の観点から平易に説明している。
1.序
2.法とは何か
3.法のしくみ
4.法のはたらき
5.法と社会
6.法と文化
7.日本の法
8.実定法の体系
9.法律家
10.法思考
11.法の発展
12.法の正しさ
13.法的正義論
14.法と国民
15.法学の諸分野