内容説明
セリエA残留か?降格か?弱小田舎チームのゴール裏に巣食う「人種差別」的サポーター集団に、イギリス人作家が加わった。北へ南へ、ホーム&アウェイ全試合を駆け巡った、昇天と悶絶の一年。
目次
ファッチ・ソニャーレ―夢を見させてくれ
ジョーヴェ・プルーヴィオ―雨の神
リゴーレ―反則
イ・マニャガーティ―ニャンコ食い
アル・ヴィンチトーレ―勝利者に捧ぐ
数字
イル・ヴェルデット・デル・カンポ―フィールドの評決
インカント―魔法
レッチェ
ラ・ベファーナ〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nunca Me Rindo
1
ロミオとジュリエットの舞台として有名な美しい街ヴェローナ。この街に在住する英国人作家が地元のヴェローナFCの2000-01シーズン全試合の観戦を通して、カルチョまわりの応援文化やイタリア文化を考察するといった内容。 本書で印象的だったのは「チームを愛し、充分に大声を張りあげれば、スタジアムはどんな来訪者をも受け容れる」、「選手は入れ替わるが、チームとサポーターと街はずっと変わらない」というフレーズ。 イタリア人でなく、地元の球団を愛して野球場の外野席に通う私のような日本人にも理解できる内容も多かった。2022/05/27
さくらさく
1
上々。2013/03/03
Yuki Nishida
0
15年ほど前のカルチョ。イタリア人の気質やメンタリティなど知ることのできる一冊。いつの時代のサポーター心理は変わらない。2017/10/01