出版社内容情報
18世紀の著名な作家マリヴォーは、『愛と偶然のたわむれ』など数多くの上演作品、長編小説『マリヤンヌの生涯』『成上り百姓』でよく知られているが、劇作の残り20数編、その他の小説、彼の人となりについては、ほとんど知られていない。本書はマリヴォーの生涯と作品についての貴重な研究。
目次
『ペイザン・パルヴニュ』の初版刊行年の決定
『テレマック・トラベスチ』に関する一試論
『マリヤンヌの生涯』の第12部とリコボニ夫人
マリヴォーの結婚とマリヴォー夫人について
マリヴォー研究の余白に―摂政時代の馬車について
尾崎紅葉の『八重襷』とマリヴォーの『愛と偶然のたわむれ』
『愛と偶然のたわむれ』に関する一試論
マリヴォーとタンサン夫人
マリヴォー小伝
『成上り百姓』解説
『マリヤンヌの生涯』解説
ドリール・ド・ラ・ドレヴチエールの『野蛮なアルルカン』
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