出版社内容情報
「証言のもつ感情的な力」を体感できる通史の決定版
本書は最新研究を踏まえ、ナチ体制とホロコーストの全体像を概説する画期的な通史。著者とそのチームが二五年間にわたって取材・収集した膨大な証言が随所に引かれ、生存者の証言はもちろん、加害側に立った人びとの告白、迫害を目撃した傍観者の声も多数採用されている。本書はそれら「証言のもつ感情的な力」と、ナチ国家の政策形成や権力政治に関する分析の双方を結びつけた、他に類を見ない歴史書と言える。
著者は歴史家であり、BBC歴史番組で多数の受賞歴を誇る映像制作者でもあった。本書の記述の要所要所には、取材・収集した多様な証言が効果的に織り込まれ、まるで優れた映像作品を彷彿とさせる作りとなっている。あたかも証言者が目の前で語っているかのような視覚的、聴覚的なイメージが立ち上がってくるのだ。読者は、証言を通じてナチ犯罪の凄惨さを生々しく体感し、証言者の体験に心を揺さぶられる。それと同時に、証言からは証言者がナチ体制崩壊後に歩んだ道をうかがい知ることができ、それもまた時として読者に深い衝撃を与え、思索に向かわせる。
アントニー・ビーヴァー、イアン・カーショー推薦の書。
【目次】
第10章 絶滅戦争 一九四一年
第11章 ヴァンゼーへの道 一九四一-一九四二年
第12章 捜索と殺害 一九四二年
第13章 ポーランドにおけるナチの死の収容所 一九四二年
第14章 殺害と加担の要請 一九四二-一九四三年
第15章 弾圧と反乱 一九四三年
第16章 アウシュヴィッツ 一九四三-一九四四年
第17章 ハンガリーの大惨事 一九四四年
第18章 最後まで続く殺人 一九四四-一九四五年
あとがき
謝辞
監修者あとがき
地図・口絵写真一覧
原注
人名索引
内容説明
生存者や加害者らの膨大な「証言のもつ感情的な力」を通じて、ナチ犯罪の凄惨さを生々しく体感できる、画期的な通史。
目次
第10章 絶滅戦争 一九四一年
第11章 ヴァンゼーへの道 一九四一‐一九四二年
第12章 捜索と殺害 一九四二年
第13章 ポーランドにおけるナチの死の収容所 一九四二年
第14章 殺害と加担の要請 一九四二‐一九四三年
第15章 弾圧と反乱 一九四三年
第16章 アウシュヴィッツ 一九四三‐一九四四年
第17章 ハンガリーの大惨事 一九四四年
第18章 最後まで続く殺人 一九四四‐一九四五年
著者等紹介
川喜田敦子[カワキタアツコ]
東京大学大学院総合文化研究科教授、ドイツ現代史
大下理世[オオシモリセ]
中央大学法学部准教授、ドイツ現代史
リース,ローレンス[リース,ローレンス] [Rees,Laurence]
イギリスの歴史家、ドキュメンタリー映像制作者。BBCの歴史番組のプロデューサーとして活躍し、とくに第二次世界大戦、ナチズム、ホロコースト等に関する番組の制作で知られる。「ナチス 歴史からの警告」をはじめとする多くの歴史シリーズを手掛け、英国アカデミー賞、国際ドキュメンタリー賞、エミー賞など数々の賞を受賞した。著書も多数あり、なかでも2005年に出版された『アウシュヴィッツ ナチ体制と最終解決』は英国図書賞(歴史書部門)を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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