出版社内容情報
石川県白峰村を中心とした白山麓は、かつて日本の焼畑雑穀センターというべき存在だった。そこに展開された農耕文化の全貌を、技術、作物、料理と調理法、儀礼を柱として克明に記述・分析すると共に、従来の先入観を打破し、焼畑農耕の本質を究明する。研究史を画する畢生の大著。
内容説明
白山麓は日本を代表する焼畑農耕地帯であった。橘さんは地元の有利さを生かして、この白山麓の焼畑の特色を克明に描き上げた。焼畑農耕誌として、これほど詳細なものはない。日本農耕文化のルーツに興味を抱く人の必読の書である。
目次
第1章 白山麓の焼畑農耕の概略
第2章 白山麓の焼畑農耕技術
第3章 白山麓の焼畑農耕の特色
第4章 白山麓の焼畑作物
第5章 白山麓の焼畑農家の雑穀料理と調理法
第6章 白山麓の焼畑農耕儀礼
第7章 白山麓の焼畑農耕の周辺
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- 洪水の年 〈上〉