内容説明
旅好きの著者は、五十代半ばにして運転免許の取得を思いたつ。四ケ月にわたる涙ぐましい悪戦苦闘の末の免許証―かくして、愛車を駆って、北海道の四季をめぐる旅の日々がはじまる。野鳥のさえずりに耳かたむけ、辺境に人知れず咲く花々に感動し、旅の宿での美酒に酔う…。いささか世の憂いつつも、瑞々しい感性を失わず、ユーモアと含羞をまじえて綴る滋味あふれるエッセイ。
目次
自動車学校入学の巻
オソルオソル運転の巻
初老ドライバー活躍の巻
漢字衰亡
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- 和書
- 行為としての心