目次
1章 社会文化的分析の課題
2章 媒介された行為の特性
3章 過去を表象するための文化的道具としてのナラティヴ
第4章 社会的場における媒介された行為
5章 専有と抵抗
6章 エピローグ
著者等紹介
ワーチ,ジェームス・V.[ワーチ,ジェームスV.][Wertsch,James V.]
ワシントン大学教育学科
佐藤公治[サトウキミハル]
1948年北海道に生まれる。1972年北海道教育大学教育学部教育学科卒業。1978年北海道大学大学院博士課程中退(発達心理学専攻)。現在、北海道大学大学院教育学研究科教授。発達と学習を社会的構成主義の立場から考えることを基本姿勢にしている。具体的には、小学校における教室の学習を対話と協同的活動という視点からとらえることと、幼児の共同遊びの成立過程について微視的相互行為分析と縦断的観察から取り組んでいる。また、あらたに芸術の協同的創造過程と即興的活動に関する研究も始めている
田島信元[タジマノブモト]
1946年福岡県に生まれる。1971年東京外国語大学外国語学部ロシヤ語学科卒業。1974年東京大学大学院教育学研究科修士課程修了(教育心理学専攻)。現在、東京外国語大学外国語学部総合文化講座心理学研究室教授。専門は発達心理学。長年、新生児から老人までを対象として、発達に及ぼす社会文化的文脈の影響過程を追究し、日米の家庭、保育施設、地域社会をフィールドとして走り回っている
黒須俊夫[クロストシオ]
1944年栃木県に生まれる。1967年宇都宮大学教育学部卒業。1973年東北大学大学院教育学研究科博士課程単位修得退学(教育心理学専攻)。現在、群馬大学社会情報学部教授。専門は、発達・教育心理学、情報行動論、メディア論。現在、情報化社会におけるメディアと人間の共存の問題を中心に、ヒューマンメディア論の立場から「メディア人間論」について考察を深めている
石橋由美[イシバシユミ]
1952年福岡県に生まれる。1975年福岡教育大学卒業。1977年広島大学大学院修士課程修了(幼児学専攻)。現在、新見公立短期大学教授。専門は、発達心理学、幼児の自己の発達や認知・社会的発達に関心を寄せてきたが、最近は社会文化的構成という視点から、現代日本社会における家族、子育てや保育実践と子どもの発達の実態をローカルに解明したいと考えている
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