出版社内容情報
本は、読者一人一人の「読む」という行為のなかで初めて存在しうる特殊な商品である。装幀と読者との関係を不安を渡る舟ととらえ、不安の表出としてのズレを読者に訴え続ける意欲的な装幀家が、一冊の本をめぐる様々な思いはもちろん、都市の風情や幼年期の思い出などを綴る、初めてのエッセイ集。
内容説明
本は、読者一人一人の「読む」という行為のなかで初めて存在しうる特殊な商品である。装幀と読者との関係を不安を渡る舟ととらえ、不安の表出としてのズレを読者に訴え続ける意欲的な装幀家が、一冊の本をめぐるさまざまな思いはもちろん、都市の風情や幼年期の思い出などを綴る、初めてのエッセイ集。
目次
蟹チャーハン
ショット・グラス
おみやげ
かんから
源助さん
十年
天の川
写真
迷子
去年の花
例の
棚の余白〔ほか〕