出版社内容情報
籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)神明恵和合取組(かみのめぐみわごうのとりくみ)
内容説明
田舎者の上にあばたづらというぶ男が迷いこんだ吉原で遊女八ツ橋を見染めたときが惨劇のはじまりとなる籠釣瓶。力士と火消し人足(鳶)の乱闘を描いた和合取組の通称は「め組の喧嘩」。江戸の情緒を歌舞伎ならではの趣向で見せる風俗劇の代表作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
happytree
0
め組の喧嘩。歌舞伎オンステージ7。頭、のこらず、済みました。と辰五郎へ柄杓出す。ムムそうか、それじゃ俺で納めようっか。(と会方きっぱりとなり、辰五郎立ち上がり件の水を呑み、柄杓を出す。)・・それじゃテメエ達も、今ここで水盃をしてくれれば、命がけでやってくれるか。浜松町から起こった一件、こういう時が恩返し。卑怯未練な喧嘩をせず、後の世までも組合の、名の残るよう、やっつけましょうよ。ムムそれじゃあ俺ゆえ、命まで。あたりめえさ。ムム有難え、よく言ってくれた。そんなら頭。出かけようか。舞台ではいいんだな、だった。2019/06/09
-
- 電子書籍
- 真夜中のオカルト公務員 第3巻 あすか…