シェイクスピアの祝祭喜劇 - 演劇形式と社会的風習との関係

シェイクスピアの祝祭喜劇 - 演劇形式と社会的風習との関係

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  • サイズ B6判/ページ数 478,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560032114
  • NDC分類 932

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てれまこし

11
バフチンがラブレーの民俗的要素を掘り出したように、シェイクスピアの初期喜劇群にそれを行なったのがこの書らしい。だが、文芸批評家であるから、演劇を民衆的儀式を劇化したものに解消してしまうことには批判的。シェイクスピア自身は妖精などを信じてない。想像力の産物であると知っている。ただ広く愛されていた風習を「素材」として用いた。二元的価値を極端な性格によって分極化させたうえで、それらをひとつの統一に総合する手際が、シェイクスピアの天才らしい。だが、それだってシェイクスピア自身が血肉としていた宇宙観があってのこと。2023/04/07

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